自分に伝える/冷たい頭と熱い心 | 女性のこころ支援カウンセリングサロン☆hipuco

女性のこころ支援カウンセリングサロン☆hipuco

結婚・離婚・子育て・パートナーや親との問題、PTSD・被害や加害のトラウマ・依存症など
女性特有のこころを支援し、精神的・社会的なスキルアップにつながるカウンセリング・セラピーを提供しつづけています。
その殻を破る為の安全な場所を用意し、お待ちしています。

こんばんは、ヒプコですパンダ

 

これまでの現実がこれからも現実なのか、

原点を考えさせられる日々を過ごされている方も少なくないのではないでしょうか。

 

私も初心に帰り、過去の資料を見返したりしています。

そもそも心って何だろう、自分って何だろう。

 

精神分析の父フロイトは

それを心の構造として下記のように理論化しています。

 

自我=自分の名前、好きなもの、得意不得意、

「私って〇〇だから」等、これが自分だ。と考えているもの。

又、自我には無意識的な働きもあり、

トラウマを心の中に閉じ込めておいたり、

直接的なイメージで思い出さないように形を変える作業もします。

 

超自我=教育の過程で培われる行動規範、理想、

「こうありたい」「こうあらねば」と思う心。

バランスの良い超自我は良心として自我を導きます。

 

エス(欲動)=生きるために必要な「本能」とは区別し、

不要と分かっていても「~したい」という衝動を

フロイトは「欲望」ではなく「欲動」と呼びました。

「エス」は無意識の中にあり、欲動が集まってできている為、

常に欲動を満たそうと働きかけます。

「もっと食べたい」「もっと欲しい」「暴れたい」「放り出したい」

実現すると取り返しがつかなくなるような事でも快感を選ぼうとします。

 

どれも心(自分)の一部として誰もが持っています。

 

自我はエスを制御し、超自我は自我を監視する関係です。

出来ることならやりたい放題したいけど、

社会を無視すれば破滅するのも分かっている。

自我「私」はその真ん中で、

内外からの矛盾要求のバランスをどうにかして取り、

自分としての安定を保てるよう、日々奮闘しているのです。

 

フロイトはこの自我とエスの関係を、騎手と馬の関係に例えました。

騎手は馬が怪我をしないように、自分も落馬せぬように、

時には馬の意思も尊重しながら手綱を操作します馬

 

この場合の馬が、どの位の暴れ馬なのか、

そもそも馬なのか、も皆がそれぞれ違うのだろうな、

あの人なら何だろうなと勝手に想像してみたりして。

 

子どもが悪さをしてしまう時、

こんな事をしたら親が悲しむとか、後で自分がエラい事になるとか

ほぼ考えない、考えてもブレーキが弱い。

フロイトはエスの衝動を新生児の泣き方等に例えて説明しています。

自制と自由、大人って何だろう。

年齢に関わらずそのバランスを客観的に見る事が

「私ってこうなんだ」という自我を見るヒントの一つになるかもしれません。

自己理解自体が解決や成長要素になる説であり、

そのバランスの割合に正解は無いのだと思います。

 

これだけを見たら心の仕組みは複雑でも無い、

シンプルだから難しい。

大人だって泣きたい。

 

 

「冷たい頭と、熱い心を持て」

素敵な女性の名言を思い出しました。

 

 

私の内側の寅は、ほとんど寝てるけれど

(パンダは願望)

たまに起きてくるとホント厄介。

そんな原点に手をかけてやりながら、

手綱さばきを覚えて行きたいものだ と思う次第です。

 

 

 

 

本日も最後までありがとうございました。
この夜もこの先も、皆さまの日々が守られていますように。

 

-