遂に、運命の8月が終わり、9月を迎えた。「標的」は、破滅を遁れたかのようにみえる。

 世界の何処かでクーデターが起こるとの情報もその通りにならずに済んでいる。

 但し、8月における標的の自らの頸絞め行動は相変わらずだった。靖国神社参拝は、8月15日、キシリア高市早苗が、参拝し、隣国を挑発。核不拡散条約交渉も、露国を挑発しておきながら、露国反対に「遺憾」などという言葉が発せられ、露国がウクライナ原発を攻撃して、ウクライナ国内の原発が危機に瀕しているにも関わらず、突如、日本の原発再稼働推進のプロパガンダを張り出した。

 愚かにも程があるが、これが亡国日本の政治のあり方なのだ。

 それでも、滅亡の危機を脱したことは、喜ぶべきことであろう。日蓮大聖人まします日本国は、いつ如何なる時も、危機を脱し得るのだ。

 これも一握りの正法を唱える団体により、危機を脱していることを思えば、全日本国民は、感謝すべきなのではないか。

 正系門家、創価学会以下功徳を齎さない題目を唱える霊友会、立正佼成会など、いくらでも日本を滅ぼすに足る団体が存在するのである。今、話題のスキャンダル、旧統一教会然りだろう。

 そのような濁悪の乱世に、泥に染まらぬ蓮の華が咲き誇る。何とありがたいことか。

 ありがたや、ありがたや。

 

 先日、旧ソ連に国家改革を齎したゴルバチョフ旧書記長、元大統領が逝去した。91歳は、長生きだろう。お悔やみ申し上げる。

 曰く付きの8月は、この元大統領の死で終わったのではなかったか。

 国家体制論に関して資本主義至上主義を日経(新聞紙上)で叫んだ愚かな論者がおられたが、資本主義の真の恐ろしさを知らないのではないか。戦中は特高警察(戦前は、高いで、戦後は、高いのがだめだから安いがいいと、公安警察に名を変えた支配層。言霊国家日本のくだらなさはここにも顕れている)に目をつけられ、迫害、拘留の憂き目にあった左派思想家のご連中。獄中死も当たり前の暗黒時代だ。

 現在は、なぜか、赤だろうが、白だろうがどうでもいいような雰囲気が国内にある。

 よいか、王国の王にとって「革命」は、何としても避けなければならない、存続するための絶対否定が必要条件だ。

 思想が軽んじられるのは、時代の要請なのか知らんが、支配層は、この王国を必至で守ろうとしている。だから、日本共産党は、嫌われるし、党規もことごとく王国に迎合するべく、改編に改編させられている。

 王国において暴力革命など絶対にあってはならんのだ。しかしながら、共産主義の理念は、暴力革命である。労働者、プロレタリアートの革命なのだ。

 だから、支配層にとって、「労働者」という文言を見聞きするだけで焦るし、冷や汗が出るのである。

 労働者の過剰労働が革命を齎す。ゆえに、日本では、あるいは世界でも、労働者を保護する法律が次々に出来上がり、強欲資本主義の野獣精神から身を守ったのである。

この身の守りは、無論、労働者を守るものではあるが、反面、支配層をも守るものでもあったのだ。

 これを、無きものにして、強欲資本主義の搾取を加速させるのだごときの論文(日経の記事)を目にして、まったく何も判っとらんと怒っているのだ。

 この国の支配層の傲慢が、日本を破滅に導くことになる。それは、「革命」という形で顕れる可能性もあろう。格差社会の行く末である。

 中国体制を憂う前に、このような日本の強欲資本主義一本道思想(十字架の悪魔か)を排除せねば、王国がもたんと申し上げたいのだ。


 いずれにせよ、8月の危機は去った。アメリカ合衆国の株式市場は、現在、乱れに乱れている。まだまだ、経済危機は、全世界で警戒せねばならん事柄であろう。


 日本の国家破綻

 日本の中枢への巨大地震直撃

 戦争は、外交で避ける事象だが、現政権は、自分の頸を絞めるだけ絞めて外交が破綻寸前だろう。世界戦争が近づく。アベファミリー排除は、8月危機回避に役に立っただろうが、アベの国葬は、武道に火を点ける可能性もある。

 

 愚かな政変が続きそうではあるが、何はともあれ8月危機は、回避した。今後も、事あるごとに、警戒を怠らぬよう気をつけるべきであろう。

 何としても世界の大戦争(第三次世界大戦)だけは、回避せにゃならんのだ。


キシリア:日本のアニメ『機動戦士ガンダム』に出てくる地球連邦政府を敵としたジオン公国、ジオン軍キシリア・ザビ少将のこと。