近隣の住民からゴミ屋敷をなんとかしてほしいと市役所に訴えられても役所に出来ることは

消毒作業のみ。ゴミは悪臭を放ち、ゴキブリ、ウジが沸いていても平然と一人住み続ける男性は72歳。なぜ彼は人が捨てたゴミをわざわざ自宅に持ち帰ることを繰り返すのか。

彼は「時代」に影響された教育 就職 女性経験 結婚生活を送って 普通に生きてきただけ。

それは戦時中、戦後で、長男は今では考えられないくらい家に縛られる生き方しか選べなかった彼の人生の辛さを知ると胸が痛くなる。妻子との別れはあまりにも悲しい。

自由に生きた弟との別離。その弟と再び心通わすことができたのは、彼がワイドショーでゴミ屋敷の住人としてテレビで注目を浴びたことであった。

「巡礼」に出る兄弟。。。ラストは心震えます。二人で歩かなければならなかった・・・・。