港区恋愛アナリティクス- 清宮こころ

港区恋愛アナリティクス- 清宮こころ

2000年代の金融バブル期に繰り広げられた経済界の裏側と、六本木で生きる女性と、お金で愛を買う男たちの生き様を描く。

2020年、アメリカ企業で働く清宮こころ と女性達のあのあと

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女王:「彼、、、


 

彼だと 思っていたけれど、、、、

 

数ヶ月前に、


 

音信不通になった、、、」




 

二世社長:「え?喧嘩したの?」




 

女王:「喧嘩もしていないし、


 

話もしていない、


 

最後に、朝方、3時半頃、ケータイに着信が残っていて、


 

そのまま、居なくなった、、、」



 

二世社長:「ナンデ?理由は?」



 

女王:「知らない。


 

知らなくて、イイと思ってる。


 

自分の元から離れていった人間は、


 

追わないし、探さない、


 

ダカラ、


 

後で、ひょっこり現れても、


 

何かを懇願されても、


 

わたくしは、


 

助けない、、、、」



 

二世社長:「それは、僕に対して、今までの彼女との思い出は忘れろ ってことなの?」



 

女王:「そうなのか、そうした方が良いのかは、



 

社長が、


 

気付いて いるんだよね。。。、



 

・・・・・・。。。。。」



 

女王:「社長には、家族がいらっしゃるでしょ?



 

女子的にはさあ、


 

その家族っていう、


 

核シェルターの存在が大きいのよね。



 

女王には、絶対に入れない、


 

核シェルター。


 

だから、シェルターまで、行かなくても、


 

防空ゴウ くらい 欲しいワケヨ。」



 

二世社長:「ねえ、


 

こんな状況では、


 

楽しい時間や、


 

幸せの瞬間は 無いの?


 

来ないの?」




 

女王:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」





 

二世社長:「結果は、必ずしも、ツラく なっちゃうの・・・?」






 

女王:「精神的な、ココロの支えを築くSTEPには、


 

対価も、有益な、


 

汚いかもしれないけれど、



 

効果的な、先に繋がる


 

『二人の信頼』



 

の、糧(かて)に 成り得るんだと 思うよ、」





 

女王:「それのダイショウは、


 

いろんな表現の仕方が あるハズだよね、、、」




 

二世社長:「僕は、恋愛している つもりだったんだ、、、




 

だから、、、、、、、、、、



 

~#5 へ続く、






 

 

~女王は、二世社長の悩みを聞くために訪れた、

桜が満開に咲く木の下で、

静かに時間が流れていった、~



女王:「え?社長、黒髪が好きだったの?」


二世社長:「彼女は、違うよ。彼女は おカネBOYを探しているんでしょ。
わかるよ。そんなの。僕にだって、

ま、綺麗だし、連れて歩くには イイかも知れないけれど、

いつも、会話が攻撃的で、

萎えちゃうんだよね。

S●Xする気は、おきないんだ。」


女王:「ふ~~~ん。

でもさあ、社長は結婚しているし、
彼女に求めるものってナニ?」


二世社長:「それは、ココロの居場所かなあ。

僕は、家でも、会社でも、愚痴は言わないんだ。

だけど、彼女の前では言えるんだよ。」



女王:「ふ~ん、で、今はどうしているの?」



二世社長:「自分の中で消化している。


けど、この間 お別れした うつ病の彼女とは、先週も食事したんだ。」



女王:「ねえ、それって、ルール違反でない?

また、うつ病の彼女を傷つけると思うよ。」



二世社長:「そうだね、彼女も、『あんたの、前の彼女が7年も付き合っていられたなんて信じらんない!』って、叫んでいたよ。」




女王:「うーーーん、でも、その7年の彼女にも、他に本命彼氏がいて、結婚したいから お別れ宣告したんじゃあないの?」


二世社長:「そんなことは絶対ないよ!僕は、独占力がすっごく強いから、僕だけを思っていてくれないとダメなんだよ!」


女王:「そう、で、月 いくらだったの?」


二世社長:「え?いくらって?」


女王:「え、だって、独身の女子が既婚者男子と付き合うのは、恋愛なの?それって、リスク大きいよ。将来保証されてないし。

そんなに、たくさんの時間も生活もHOLDしたんだから、対価を渡していたんでしょ?」


二世社長:「そんなんじゃあ、ないよ。彼女とは、恋愛なんだよ。そして、僕の心の支えなんだよ!。」



女王:「わかった、それだよ。

お金で、割り切っていないから、別れがやってきたんだよ。

彼女も、恋愛しちゃっていて、でも、社長の家族のことを考えると、

すっごく、苦しめられてきたはずだよ。


金銭で繋がっているというのは、卑怯かもしれないけれど、

時には、ココロが救われるんだよ。

ココロとこころが繋がっていても、

家族の絆には、勝てない。

女王だって、

そう、思うよ。」


二世社長:「彼女は、僕のことが今でも、一番好きだって、言ってくれるんだよ。

彼女に仕事を発注することで、未だ、彼女と繋がっている。まだ、ココロも繋がっていると思ってる。」


女王ツブヤキ:まあ、仕事発注しているんだから、お金で繋がっているようなモノかな。


二世社長:「ねえ、トコロで、女王は、


彼氏いるの?」



~#4へ 

 

二世社長の相談を聞きにやってきた中目黒のレストランで、


長い黒髪の女は突然、私たちの前に現れた。



黒髪:「あら、女王が こんなところに来るなんて、珍しいんじゃない?


社長、女王は、元セレブだから、こんな中目黒の川っぺりなんて、来る玉じゃあないのよ。

それとも、もう、三ツ星行った帰り~?

ねえ、ねえ、いつから、食事とか行ってるの?

何回目?

どこ行ってきたのお~?

女王は、イイ店しか行かないからねえ~。

美味しかった~?」


黒髪、二世社長の横に張り付き、立ったまま、喋り続ける、


黒髪:「すみませ~~~ん、ジンジャーエールください。」


黒髪、たしか、レースクイーン上がりで、

ナントカって、ブランドのデザイナーやってるって 言ってたけど、

こんなところで会うなんて、奇遇ぢゃない、


黒髪とは、3年位前の西あざブーの害し金融パーティで知り合ったのよ。


背も高いけれど、


プライドはもっと高く、


面倒臭いから、わたくしは連絡を取らないんだけれど、

たまーに、見かけるのよね、

黒髪:「ねえ、社長、ナンデわたしには~、食事誘ってくれないのよ~、

こんなに長い付き合いなのに~。


わたし、社長とだったら、どこでもイイわ~。

女王と、いつ知り合ったのお~?」

二世社長:「・・・・・・・・・・・・・・。」

黒髪:「女王は、理想が高くて~、お金がかかるから~、ねえ?そうでしょう~?」


二世社長:「こんど、お誘いしますよ。こんど・・・。」


黒髪:「え~、?いつう~?

何食べさしてくれるのお~?いつう~?」


ヴァカ、馬鹿、

黒髪、馬面して、媚びうるなよ。

ヴァカって、馬 鹿って、書くけど、

ホント、馬だよ、この女は。


黒髪:「ねえ~、ワ・イ・ン のみたあ~い♪

いい~?」

二世社長:「お好きなのをどうぞ、」


馬黒髪:「じゃあー」


馬黒髪は、Wineリストの一番下の銘柄を指し、得意げにオーダーした。

しかも、私たちの席に、いつの間にか座っているし、


(馬黒髪、自分の合コンの席に戻れ!)←言えなかった。


二世社長:「桜子さん、いつも、お綺麗ですね、

誘いも、多いでしょ、」


馬黒髪:「え~、そんなこと無いですよ~、」

二世社長:「今年、いくつになるんだっけ?」

馬黒髪:「・・・・・・35ですけど、、、」


二世社長:「え~、見えない、見えない、いい男に沢山誘われているんでしょ?」


馬黒髪:「でもお、社長のお誘いだったらあ、他の人、キャンセルしますう~。」


女王のツブヤキ:馬、あっちいけよ。


馬黒髪、媚びてもキモイ。


基本、男と対等だから、

対立しちゃうんだよね、

客観的に観ても、、、


しかも、頼んだWine、飲まないし、


女王の周りの美女と言われるオンナたちは、

まったく酒が飲めない

と、
主張するのだが、

何かの、女性ファッション誌のマニュアルなのか?


そこへ、馬黒髪のグループの女性がやってきた、

「桜子さん、元サラリーマン兄弟会社の氏家さん来たわよ。」


馬黒髪:「え、あ、社長、ちょっと行ってきます。


戻ってくるからね、サクラコのグラス、残しておいてくださいね~。」


と、行って、まず、化粧室に向かっていった、馬黒髪。


嵐のように、他人の席を掻き乱し、去っていった桜子、


二世社長:「いや~君たち、知り合いだったんだね。」


女王:「当たり事故って感じね。」



二世社長:「・・・・・・・・・・・・・・僕はね、カノジョ が欲しいんだよ、」


女王:「ん???」


~#3へ、

昨夜は、目黒川を歩きながら、



 

M社長の話を聞いてました。





 

M社長は、ボンボンで、



 

港区の地主の娘と結婚し、



 

裕福な25ansとかに出ているような家庭を築かれているんだけど、







 

ココロは、いつも 孤独



 

と。。。







 

2年前に、7年間交際した12歳年下の彼女から、



 

お別れを宣言されて、



 

その後、



 

次は、世田谷の地主の娘20歳年下と交際したが、



 

その彼女が「うつ病」だったため、





 

交際を続けると、





 

家庭崩壊に繋がると判断する事件が起きてしまい、



 

お別れすることに。。。





 

社長:「いま、とても寂しいんです・・・。



 

彼女とも別れたが、7年付き合ったデザイナーの彼女には、未だ仕事を発注していて、、。





 

彼女の才能は素晴らしいし、まさか、別れようなんて、言われるとは 思わなかった。





 

あの、関係が、いつまでも続くと思っていたのに。。。。。」





 

女王:「家も、立派で、お父様から受け継いだ家業も順調で、





 

でも、どうして、彼女が必要なの?」





 

社長:「奥さんは、家族でしょ、家族とS●Xしたら、近親相姦になっちゃう、、、」





 

(=◇=;)

 


 

 

家庭には、病気とS●Xは 持ち込まないようにしているんだよ。

 

 

女王:「うーーーーーん、彼女も女性だから、子供を産むとか、そういった憧れとか将来の希望があったと思うよ。

 

 

30歳から37歳まで、彼女の一番 良い時、

 

 

輝いている時を、M社長が独占してきちゃったんだから、結構代償大きいよね。

 

 

37歳になって 彼女も、結婚とかしたくなったり、

 

 

社長の家族や奥さんに対しての罪悪感が、大きくなって来たんじゃあ ないの?」

 

 

社長:「僕は、寂しいんだよ、家族とは仲良いけど、会社も、優秀な社員に支えられて、上手くいっているけれど、


 

ココロはいつも、孤独なんだよ、、、
 

 

社長は、下向き加減に歩きながら、

 

 

目黒川沿いの、新しいレストランを予約したと行って、

 

 

目的地に向かって歩き続けた。

 

 

真っ白な3階建てビルの前で、「ココだよ」

 

 

と言い、階段を上がって、扉をあけた。

 

 

レストランの中は、男女、男女、男女、

 

 

中には、グループもいた。

 

 

窓側の席は、残念ながら予約が取れなかったが、

 

 

窓側近くの席に座ることができた。

 

 

最初にオーダーしたカクテルは、

 

 

桜の名前にちなんだ

 

 

4月の限定メニューだった。

 

 

最初のカンパイを済ますと、

 

 

入り口近くに 座っていたグループの中から、

 

 

ひとりの背の高い、長い黒髪女性が
 

 

こちらに向かって、つかつかと歩いてキタ。

 

 

黒髪:「社長、女王と いつから 食事する仲なのよ、」

 

 

 

~#2へ 続く~

 

そういえば、


わたしの綺麗な先輩と、車に乗っていたときのことなんだけど、


18年くらい前かな、まだ、ケータイしながらの車の運転が微妙な時期、


246を先輩のベンツで走っていたら、

白バイにピタッと付けられて、


免許書の提示したのね。


ケータイでの通話を注意されたんだけど、


なんかの感が触ったんじゃないかな。


トランクまで開けられたよ。



綺麗な先輩は、10代の時に、お薬で捕まったんだって。


その記録は、免許証を提示させられる度に、照会され、


職質されるって、


その度に、


嫌な思い出が蘇り、


後悔するって、


間違いを犯した過去は消えないんだよ、



傷やTATOOとは、違うんだよ、


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著書:愛人という仕事/イーストプレス

 

2000年代の金融バブル期に繰り広げられた経済界の裏側と、六本木で生きる女性と、お金で愛を買う男たちの生き様を描く。