2024年-49冊

ヤフーブログから移行1635冊

アメーバブログ596冊

計2231冊

金の角持つ子どもたち(藤岡陽子)

 

2021年5月25日

集英社文庫

 

280ページ

 

 

頑張るあなたへのエール!
金の角。それは、未来を指し示す希望の光。突然、中学受験を決意した小6の俊介。その頑張りに周囲も変化していき──。いきなり文庫!

「サッカーをやめて、塾に通いたい」小6になる俊介は、突然、両親にそう打ち明ける。日本最難関と言われる中学を受験したいのだ、と。難聴の妹・美音の小学校入学を控え、家計も厳しい中、息子の夢を応援することを両親は決意。俊介の塾通いが始まる。だが、彼には誰にも言えない"秘密"があって……。人は挑むことで自分を変えることができる。未来を切り開こうと奮闘する人々を描く、感動の長編小説。

 

好きな作家さんの一人です

どれを読んでも何が舞台でも

外れがないです

 

↓この広告を見て

気にはなっていたのですが

 

令和4年8月5日

朝日新聞

 

読みたい本がたくさんあって

手が回らずのまま

やっと今年の1月に

BOOKOFFで購入しました

 

読み始めるのに4か月過ぎています

 

あぁ読んで良かった

何度も何度も涙がにじみ

終盤は涙がぼとぼと落ちました

 

中学受験というものは

わたしにもわたしの子供にも経験はありません

とても教育熱心な親が

子供を導くイメージがありました

 

親の葛藤を描いた

中学受験の小説は読んだことがありますが

この作品は

子供達の気持ちと

塾の先生とのふれあい

塾の先生の熱意等が描かれていて

のぞいたことのない

中学受験の塾内部がわかります

 

子どもってなんてすごいんだろう

その力を引き出す先生の人間力って

なんて素晴らしいんだろう

と感動ばかりでした

 

 

 

☆藤岡陽子さん作品読書記録☆

 

2019年2月

 

てのひらの音符

「手のひらの音符(藤岡陽子)」年金相談センター・グラッチェ・朝起会・中堅座談会・福岡帰省のアルバ

新聞記事で興味が湧き

神戸市図書館に予約を入れて8か月待って

やっと読めた作品でした

とっても良いと感じました

 

小中学校時代の旧友たちは、

その後どう生きているんだろうか、

とかいろいろと思いました。

作品の中で届かなかった手紙が、

数十年後に届くくだりがありました。

わたしにも思い出すことがふたつありました。

わたしが出した別れの手紙を、

元彼はどう受けとめたんだろう・・・・

偶然の再会は主人と手をつないで歩いていた臨月の時。

もうひとつは、

時々会っていた同級生が、

転勤先のイランからくれた手紙への、

返事を入れていたハンドバックを、

ひったくり事件に遭って出せなかったこと。

その事件のニュースを元彼が見てて、

わたしの同級生にだけ連絡をくれたこと。

そんなあんなあれこれを、

久し振りに思い出しました。

人と人が別れるとき、

それが最後だと、

お互いに気付かずに別れていることって、

多いんですよね。

もちろん親子でも。

身内でも。

心が静かに震えるような、

良い作品に出会えました。

 

 

2019年3月

 

闇から届く命

「闇から届く命(藤岡陽子)」

 

いつまでも白い羽根

「いつまでも白い羽根(藤岡陽子)」

人間関係の細かい描写や心の動き、

ひとつずつがとてもよくわかります。

一生懸命に日々を生きている学生それぞれの、

それぞれの道。

魂を汚されたくなくてあえて選ぶ退学など、

その先の未来の幸せを祈ってあげたくなります。

心が洗われたような読後感でした。

 

2019年7月

海とジィ

「海とジィ(藤岡陽子)」藤岡陽子さん作品読書記録

亡き父を思いました

わたしには厳しくて

わたしには苦手な父ではありましたが

孫である我が家の三人の子供たちには

一緒に過ごした時間や場面が

きっと心に残っていることと思います

 

2020年4月

ホイッスル

「ホイッスル(藤岡陽子)」藤岡陽子さん作品読書記録

出会ってまだ1、2年の作家さんです。

一冊目を読んだときから、好きだと感じて

たぶん外れと感じた作品はなかったと思います。

どんどん読んでいきたい作家さんだと

この作品を読んで

改めてそう思いました。

 

平凡に生きて来た園原聡子が

思ってもみなかった夫の失踪で

何もかもを失うのは

今のわたしより年上のころ。

そこから強く乗り越えて行く物語に

力をもらえる気がしました。

理不尽なことに出遭うことは

生きていればないとは限らない。

でも

真面目に誠実にこつこつと

生きて来た者がやはり一番強いんだと

自信をもらえるような作品でした。

 

2020年11月

満点のゴール

「満天のゴール(藤岡陽子)」藤岡陽子さん作品読書記録

涙を流しながら読みました。

やっぱり藤岡陽子さん作品は好きです。

父を看取ったときのことを思い出しました。

わたし自身は最高の看取りが出来たと感じたし

父もまぁまぁ満足な旅立ちだったのではないかなと

信じています。

 

2021年7月

きのうのオレンジ

「きのうのオレンジ(藤岡陽子)」藤岡陽子さん作品読書記録・リモコンのユニバーサルデザイン

好きな作家さんの一人です。

何を読んでも外れがない印象です。

たくさんの作品があるので

あれもこれも読みたくなるのですが

そのなかでこれと決められないことも多く

昨年10月26日の広告を見て

予約を入れました。

たくさんの待ち人数でした。

 

悲しい小説のはずなのに

心が温かくなるのはやはり

藤岡陽子さんの作品だからでしょうね。

 

小説の中でだけど

遼賀に会えてよかった

遼賀につながる人たちと

会えてよかった・・・

という余韻が残っています。

 

 

空にピース

「空にピース(藤岡陽子)」藤岡陽子さん作品読書記録(7冊)

読みながら

涙がぽとぽと落ちました

 

先生も経験したことない過酷な環境の中で

懸命に生きている子供の姿

これは本当のお話なんでしょうね

 

不器用ながらも逃げずに

体当たりで取り組む先生に

子どもの心が動いていく

子どもの努力がすぐには報われない現実

いつまでも関わり続けてはいけない現実

 

いつかいつかの未来に

大人になった子供から

先生に答えを見せに行ける現実が

待っててほしいと祈る思いです

 

 

2023年9月

むかえびと

「むかえびと(藤岡陽子)」藤岡陽子さん作品読書記録(8冊)

次女懐妊中だったこともあり

表紙のイラストに惹かれたのかもしれません

 

読み始めてすぐに

あれ?

この作品知っている気がする・・・

と感じ

印象に残る場面が出てきたときに

単行本「闇から届く命」

で読んだことを思い出しました

 

今回は次女が出産後と言うこともあってか

お産や新生児室の描写が次女に重なりました

舞台が何であれ

やっぱり好きな作家さんです

 

2024年3月

リラの花咲くけものみち

「リラの花咲くけものみち(藤岡陽子)」藤岡陽子さん作品読書記録(9冊)

少女の成長物語

感動しました

読み終えたとき

涙と鼻水でいっぱいでした

 

獣医学部の事

獣医の世界のことに

初めて触れました