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アハメドくんのいのちのリレー

(鎌田實・著)(安藤俊彦・画)

 

2011年8月31日

集英社

 

131ページ

 

砂漠に散った12歳の少年が残した、平和の鍵
イスラエル兵に誤射され殺された12歳のパレスチナの少年アハメド。父イスマイルは、その悲しみを横に置いて、なんとイスラエルの病気の子供を救うため、臓器移植を承諾した。平和への願いを込めて…。

 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

鎌田/實
1948年、東京都に生まれる。1974年、東京医科歯科大学医学部卒業。1988年、諏訪中央病院院長に就任。2005年より、同病院名誉院長。2000年、著書『がんばらない』(集英社刊)がベストセラーになる。2006年読売国際協力賞受賞。2011年、第62回日本放送協会放送文化賞受賞。日本テレビ系「news every.」に毎週木曜日出演中

安藤/俊彦
イラストレーター、画家。1956年静岡県生まれ、桑沢デザイン研究所グラフィックデザイン科卒業。卒業後、画家松井ヨシアキ氏に師事して本格的に絵を志す。広告プロダクションのイラストレーション部を経てフリーランスになる。以後現在まで、雑誌、広告を中心に、イラストレーターとして活躍

バラカン,ピーター
ブロードキャスター。1951年イギリス生まれ、ロンドン大学日本語科卒業。1974年に音楽出版社の著作権業務に就くため来日。現在、「Barakan Morning」(インターFM)、「ウィークエンド・サンシャイン」(NHK‐FM)「CBS 60ミニッツ」(CSニュースバード)、「ビギン・ジャパノロジー」(NHK BS1)、などにレギュラー出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

 

第二次世界大戦中の

ナチスドイツによるホロコースト

ユダヤ人の事

パレスチナに建国された

イスラエル

家を失ったパレスチナ人

難民キャンプで

生まれ育つ子供達

ふるさとを無くし

親は死ぬときに

古びた鍵を代々に渡って

受け継がしていく

 

そんな大きな歴史の中に

生きる人の思いなんて

わたしには想像すらつかない

 

ただ

目の前に失われていく命を見たとき

国や人種を超えて

救いたい思いになるのは

やっぱり人間だからだと思う

 

小さな新聞記事を目にとめて

息子の臓器で敵を救った父親に

会いに行って話を聞いて

絵本を作って

世に広めようとした

鎌田實さんの

思いと行動力は

素晴らしいと思う