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ココナッツ(山本文緒)

 

平成12年7月25日

角川書店

1991年8月

集英社コバルト文庫

「アイドルをねらえ!」

角川文庫へ

 

220ページ

 

内容(「BOOK」データベースより)

実乃に中学二年の夏休みがやって来た。特に変わったこともない静かな町で、便利屋の父親を手伝っていたそんな時、実乃が密かに心を寄せる永春さんの同級生、ロック歌手の黒木洋介のコンサートが開かれることになるが…。何かすばらしいことがあるかも知れない、そんな少女の季節を描いた、清々しくほろ苦い青春物語。

 

好きな作家さんの一人です

がこれはジュニア小説なので

さらっと読んで終わりました

 

けど

コバルトブックスってわたしよく読んでいたよな

と懐かしくなりました

印象的に

「エンゲージリングわが愛」

というタイトルが残っているので

検索してみたら

なんとアマゾンに出てまして

エンゲージリング・わが愛 (1978年) (集英社文庫―コバルトシリーズ) | 赤松 光夫 |本 | 通販 | Amazon

思わず注文してしまいました

 

 

山本文緒さん作品読書記録

 

平成13年

☆眠れるラプンツェル(山本文緒)☆

 

☆群青の夜の羽毛布(山本文緒)☆    

1999年4月

                    幻冬舎文庫

                    1995年11月

                    幻冬舎単行本

 

丘の上の家でひっそり暮らす不思議な女性・さとるに惹かれていく大学生の鉄男。しかし次第に、母親に怯え、他人とうまくつきあえない不安定な彼女の姿に疑問を募らせていく。母娘三人の憎悪が噴出するときに見えてくる、戦慄の情景とは―。恋愛の先にある家族の濃い闇を描いて、読者の熱狂的支持を受け続ける傑作長編小説。(以上ネットより)

 

怯えながら生きている女性、さとるの心が、

とてもよくわかってしまう。

家庭は逃れられない地獄にもなる。

表に出ていないだけで、実話として似た環境の家庭は、

たくさんあるように思う。

その密室の中でしか、生きていけない子供もいるはず。

息もつけないような気持ちで、読んでしまいました。

>読者の熱狂的支持を受け続ける傑作長編小説。(以上ネットより)

という解説に、やっぱりね・・・という思いです。

 

☆眠れるラプンツェル(山本文緒)☆  

平成10年4月25日

                   幻冬舎文庫

 

主婦という孤独の日常に生まれた、一つの恋。年下の男は私の人生を変えた。
主婦という鎖をまとい、ラプンツェルのように塔に閉じこめられた私。28歳・汐美の平凡な主婦の生活。子供はなく、夫は不在。ある日、ゲームセンターで助けた、隣の12歳の少年と恋に落ち--。

昨日も暇だった。明日もたぶん暇だろう。結婚6年目、専業主婦。子どもはいない。退屈でない暮らしなど、考えただけでゾッとする。多忙な夫は今夜も家に帰らない。この緩やかな生活に、猫と隣家の息子が飛び込んできてから、何かが崩れ始めた。封印したはずの衝動。少年との、二人だけの秘密。嘘は次第に周囲を巻き込んで。マンション住まいの主婦の平凡な生活が一変する様を、ドラマティックに描いた傑作恋愛長編小説。 (以上ネットより)

 

後半で、中学生と恋に落ちていくあたりから、

だんだん現実離れした、物語な感じがしていきましたが、

前半に、描かれている、主婦の気持ちが、

とってもよくわかりました。

しがらみの不自由さ、

あ~あったあった!わかるわかる!

って。

 
 

☆あなたには帰る家がある(山本文緒)☆ 

  1998年1月25日

                      集英社文庫

                      1994年8月

                      集英社単行本

 

結婚していたって人を好きになるのはとめられない。ごく普通の男と女に訪れた恋と、それを契機に浮かびあがるそれぞれの家庭の事情。「結婚」の意味を問う恋愛小説。

夫は花になど興味がないが、秀明は「紫陽花の花が咲き始めましたね」と言ってくれた。平凡な家庭の主婦・綾子が恋をしたのは、そんな理由からだったかもしれない。そして秀明が恋に落ちたのも、仕事を持つ妻にはない、夕餉の支度をする幸福そうな綾子の姿を見たからなのかもしれない。妻の恋、夫の恋をきっかけに浮き彫りにされるそれぞれの家庭の事情。「結婚」の意味を問う、恋愛長編小説。

                                    (以上ネットより)

 

 

たくさんの登場人物が、あれこれと結びつき、

それぞれの気持ちがとてもわかりやすく、伝わってくる。

400ページ以上の長編で、登場人物も少なくはないのに、

混乱することなく、頭に入りやすく、飽きることなく

最後までとても面白く読めた。

この作家さんの作品は、他にも何冊か読んでいますが、

この他にも、読んでみようと思います。

先日、さっそくBOOKOFFで2冊買いました。

今読んでいる最中です。

 

☆きらきら星をあげよう(山本文緒)☆  1

999年3月25日

                    集英社文庫

                    1988年5月

                    集英社コバルト文庫

 

父の都合で東京の高校に編入した吉田日和。でも、モヒカン刈りの男の子がいたり、母が家出をしてしまったり、新しい生活はトラブル続き。慣れない東京暮らし、これからいったいどうなるの!?

小説家の父の都合で、いやいやながらも東京の高校へ転校することになった吉田日和。ちょっぴりユウウツな気分で登校してみれば、新しいクラスには妙なカッコの奴ばかり。見かけはハデだけど、つき合ってみれば、みんなけっこういい奴で、これなら東京暮らしもわるくはない。ところが突然、母が家出!あわてる父は捜索にのりだし、東京に残されたのは日和ひとり。いったいこれからどーなるッ。

                              (以上ネットより)

 

 

「あなたには帰る家がある」が良かったのと、

「あなたには帰る家がある」の解説に

「この著者のあとがきがおもしろい」

と書かれていたことに興味を惹かれ、

このデビュー作を買いました。

「永遠の0」を深刻に読んだので、読みやすいものを読みたくて、

本棚に並べていた、この本を手に取りました。

昨日は、一日中家にこもってて、映画を2本観て、

そしてこの本を1冊、読み切りました。

「あなたには帰る家がある」とは、印象が違っているので、

年齢を計算してみて、著者が26歳の時の作品と知り、

「ならこんなもんかぁ~~」と、思いつつ読み進め、途中で、

「そうだあとがき・・・」と、思い出してあとがきを読みました。

ほんとに面白いあとがきです。

そして、この文庫本が出る時に、デビュー作から10年後に、

デビュー作を読み返して書いている、

巻末エッセイがまた面白くて、

この著者ご本人が好きになりました。

OLをしているときに、「生きている間に一冊本を出してみたい・・・」

と、思っていたこと。コンテストに応募していたこと・・・

は、わたしも同じことをしていたので、共感できました。

その後の展開は、ただの人の私と、著者とは違いますが、

10年後の自分が、このデビュー作のことを、恥ずかしがったり、

でもいとおしい気持ちでおられることなどを読んで、

とっても良い感じを受けました。

・・・・で、そうやって途中で、あとがきやら巻末エッセイを読んだので、

続きの物語までもが、いとおしく思えた、この作品でした。

 

 

☆まぶしくて見えない(山本文緒)☆   

2001年7月25日

                    集英社文庫

                    1988年11年

                    集英社刊行

 

学校の成績はいいけど、運動オンチの七生。同じクラスの伊戸川くんの成績を抜けない七生は、友達と塾に通うことにした。ところが塾には伊戸川君が。少女の甘くせつないひと夏を追う青春小説。

運動オンチで泳げないけれど、学校の成績だけはいい七生。なのにどんなに頑張っても同じクラスの伊戸川くんだけは追い抜くことができない。負けたくない!塾に通うことにした七生だが、驚いたことに伊戸川くんも同じ塾に通っていた。ライバル心がいつしか淡い恋心に変わって。不器用で一途な少女の、ひと夏の成長をつづる青春ストーリー。巻末に文庫書き下ろし特別エッセイを収録。

                                     (以上ネットより)

 

 

小説の三分の二くらいまでは、「高校生の淡い思いね・・・・」

と、半分あくびをしながら読んでいました。

でも、その後、だんだんと深刻に・・・。

著者26歳のころの作品のようです。デビュー三作目とか。

デビュー作の、「きらきら星をあげよう」も、

「あなたには帰る家がある」とは、印象が違っているので、

年齢を計算してみて、著者が26歳の時の作品と知り、

なら・・ま・・こんなもんか・・と、納得したことを思い出します。

しかし、山本文緒さんには、若者がいろんな家庭環境や、大人の価値観の中に置かれて、

傷つき、あがき、生きて行こうとする姿を、

若い時から、真摯に書いていこうとしていたように、

感じられました。

巻末エッセイを含めて、

ひとつの作品として読むと、魅力が倍増です。

 

以下ネタバレ

 

塾講師が裏口入学に手を貸す。

それは、もちろん事件です。

でも、そうまでして子供を、有名校へ入れようとする、

入れなくてはしあわせになれない・・と、

思い込んでしまう親がいて、

塾講師もそんな家庭環境のなかで、妹を失った傷を持っている。

とても、リアルで考えさせられた作品でした。

 

 

☆恋愛中毒(山本文緒)☆   

平成14年6月25日

               角川書店文庫

               1998年11月

               角川書店単行本

 

20回(1999年) 吉川英治文学新人賞受賞

もう神様にお願いするのはやめよう。―どうか、どうか、私。これから先の人生、他人を愛しすぎないように。他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように。哀しい祈りを貫きとおそうとする水無月。彼女の堅く閉ざされた心に、小説家創路は強引に踏み込んできた。人を愛することがなければこれほど苦しむ事もなかったのに。世界の一部にすぎないはずの恋が私のすべてをしばりつけるのはどうしてなんだろう。吉川英治文学新人賞を受賞した恋愛小説の最高傑作。(以上ネットより)

 

わたしは、ここまでの思いをした恋の経験がないです。

苦しいだろうなぁ・・・って、感じました。

 

☆なぎさ☆

 

 

 

令和2年(2020年)

落花流水

「落花流水(山本文緒)」山本文緒さん作品読書記録

(この記事にトーク番組の様子を書いています)

 

一章ずつが10年区切りで書かれています。

わたしは62歳。

人生を振り返るといろんなことがあったけど

それでも人生は短い

と感じる年齢だから

一人の女性の60年が描かれている作品に

感慨を感じるのだと思います。

山本文緒さんは何篇か読んで

好きな作家さんのひとりでした。

先日あさイチのゲストで出られてて

伝わってくるお人柄など

ますます好きになり

久し振りに読んでみたくなって

この本を借りたのです。

 

令和3年(2021年)

自転しながら公転する

「自転しながら公転する(山本文緒)」山本文緒さん作品読書記録

この作品は解説を読んで想像した感じと違いました。

解説を読んで想像したより数段良かったです。

介護のために仕事を辞めた・・・・

というのはほんのさわりという感じ。

仕事や恋愛や結婚や

どの側面も深くて読み応えがありました。

プロローグとエピローグは

書き下ろしとのこと。

プロローグとエピローグがあるから

作品が長いスパンを描いたものになり

感慨深い思いがわきました。

 

プラナリア

「プラナリア(山本文緒)」山本文緒さん作品読書記録・今朝の朝日新聞

以前から好きな作家さんの一人でした

トーク番組でお人柄にも惹かれました

その後すぐに逝去の報道を受け

驚き残念に思いました

わたしとは主人公の年齢も立場も違うのですが

人間が心の奥底で感じたり考えたりすることには

表現がうまくてやはりうなりました

 

2022年1月

再婚生活

わたしが山本文緒さんのトークを

じっくりと拝見したのは

亡くなる1年くらい前のあさイチでした

お人柄に惹かれました

もともと好きな作家さんで

数冊拝読していましたが

こんなに辛い

うつの闘病期間前後の執筆だったことは知らずで

驚きました

どんなにか辛い病かと思います

そして理解もしてもらえづらく

家族にとっても辛い病だなと

もし家族がうつ病になった時

寄り添えるのか?

わたしがうつ病になった時

家族は寄り添ってくれるのか?

なんてことも考えました

難しいだろうなと想像します

 

2023年

ばにらさま

 

無人島のふたり

「無人島のふたり(山本文緒)」山本文緒さん作品読書記録(13冊)9位

心して読ませて頂きました

先日「ばにらさま」を読んだとき

あれ?これって遺作??

と思ったのですが

ばにらさまは余命宣告を受けた後

もう一度

自分の本が出版されたところを見たい

という願いを

出版社も理解して

内容は変更にはなったけど

急ぎ出版されたものだったそうです

 

 

 

 

令和6年1月6日(土)

 

午前6時

 

今朝のご著書も良かったです

 

 

取り上げられている

絵本を読んでみたくなり

 

 

神戸市図書館に注文しました

 

 

昨日長男が神奈川に戻り

我が家のお正月は終わりました

 

 

長男の部屋着やシーツなどを洗い

寿司桶を干して

年末からの非日常に疲れが出て

昼下がりまでベッドに入っていました

 

今日の一食目です

午後1時半

 

 

昨日長男を

新神戸駅まで送る元気が出ず

そのままダウンしていた主人は

今日のお昼ごろから元気を取り戻し

「どっか食べに行こうや~~」

って

言われたときにはわたしのほうが無理な体調

ひとりで出かけてもらいました

 

母への葉書

 

 

明日は朝起会で

演談

と七草がゆ

明々後日は朝起会で

成人の日のお祝いとぜんざい

その翌日は

ランチ

その数日後が

TOUMAさんのライブ

その翌々週が福岡

 

日常が始まりました