2023年ー88本

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解説

「万引き家族」でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した是枝裕和監督が、映画「花束みたいな恋をした」やテレビドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」などで人気の脚本家・坂元裕二によるオリジナル脚本で描くヒューマンドラマ。音楽は、「ラストエンペラー」で日本人初のアカデミー作曲賞を受賞し、2023年3月に他界した作曲家・坂本龍一が手がけた。

大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子どもたちが平穏な日常を送っている。そんなある日、学校でケンカが起きる。それはよくある子ども同士のケンカのように見えたが、当人たちの主張は食い違い、それが次第に社会やメディアをも巻き込んだ大事へと発展していく。そしてある嵐の朝、子どもたちがこつ然と姿を消してしまう。

「怪物」とは何か、登場人物それぞれの視線を通した「怪物」探しの果てに訪れる結末を、是枝裕和×坂元裕二×坂本龍一という日本を代表するクリエイターのコラボレーションで描く。中心となる2人の少年を演じる黒川想矢と柊木陽太のほか、安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希、角田晃広、中村獅童、田中裕子ら豪華実力派キャストがそろった。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され脚本賞を受賞。また、LGBTやクィアを扱った映画を対象に贈られるクィア・パルム賞も受賞している。

2023年製作/125分/G/日本
配給:東宝、ギャガ

 

 

ざっくりと言って

三部構成の映画でした

 

 

母親側に立って見たとき

わたしは血が騒ぐ思いでした

 

 

子どもの事で学校に尋ねたいこと

要望したいこと

解決してもらう必要があると訴えること

それらを

他の親とつるむのは嫌で

単身でよく学校に足を運んでいました

 

 

安藤サクラさんが

かつての自分と重なり

いろんなことが思い出されました

 

 

わずか2時間の映画で

登場人物のそれぞれの状況を

よく描かれていると思います

 

 

親から見ていた景色が

先生側に立って見ると全く違ってて

 

 

子ども視点で見るとまた

全然違ったものになって行きます

 

 

かつてのわたしにも見えていなかった景色があり

 

 

母親の行動力に

護られた部分と

子どもにとっては迷惑な部分も

あったことと思います

 

 

最中にいるときも

学校の事情があると

感じることも多々ありました

 

 

次女の事で質問があり

まず保健室の先生に会ったとき

 

 

「よくぞ声をあげて下さいました

わたしもずっと気になっていました」

と言われました

校長教頭職員

そして養護の先生

立場の違いがあることも感じました

 

 

部活の顧問に会いに行ったときの

顧問の先生の表情を覚えています

引いていると言うか

わたしを恐れていると言うか

 

 

いやわたしは

クレームを入れているんじゃありません

子どものためにどうやることが正しいのか

プロの声を聞いて

親がどう協力をしたらいいのか

ご指導願いたいと申し上げているのです

 

 

かみ合わなかった会話は

映画と似ていました

 

 

その後

いきなり現場が改善されました

 

 

次女が卒業をして

その後

長男も卒業して

わたしが中学校と縁が切れた後

状況が元に戻っていたことを知りました

 

 

まぁわたしは子どもを守れたから

良いんですけどね・・・・

学校とはそういうものと実感しました

 

 

そのほかにも

色々あったんですけど・・・・

もう

まぁいいや

 

 

是枝裕和監督作品は

とても好きです

たぶん全作品を見ていると思います

繰り返し繰り返し何度も見た作品もあります

 

いつも感じるのは

子どもの自然な演技です

 

この映画も

ラストシーンがとても美しく

坂本龍一さんのピアノも美しく

 

あぁやっぱり子供は良い・・・

と言う余韻が

今も残っています