蒼天見ゆ(葉室麟)

 

2015年5月30日

KADOKAWA

2014年3月号~2015年2月号

「小説野生時代」

 

314ページ

 

 

元秋月藩士の父、そして母までも惨殺された臼井六郎は、固く仇討ちを誓う。しかし武士の世では美風とされた仇討ちが、明治に入ると禁じられてしまう。おのれは何をなすべきなのか。六郎が下した決断とは?

 

内容(「BOOK」データベースより)

日本中が開国と攘夷に揺れる時世。九州、筑前の秋月藩執政・臼井亘理は、秋月藩の生き残りを図り西洋式兵術を導入、新政府要人と面談し、藩への信頼を取り付けた。だが国許では、時局の変化に機敏に対応する亘理に対して「変節漢」であると反発が増していた。そしてある夜、襲撃され、亘理は妻と共に凶刃に斃れた。藩の措置は一方的で、臼井家に対して徹底して冷酷であった。息子の臼井六郎は復讐を固く誓うが、“仇討禁止令”の発布により、武士の世では美風とされた仇討ちが禁じられてしまう。おのれは何をなすべきか。それを見定めるため上京した六郎は、仇である一瀬直久の消息を知り―。

著者について

●葉室 麟:1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒。地方紙記者などを経て、2005年『乾山晩愁』で歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞。『いのちなりけり』『秋月記』『花や散るらん』『恋しぐれ』が直木賞候補となり、12年『蜩ノ記』で直木賞を受賞。凜とした作風で多くの読者の支持を集める。そのほかの著書に『実朝の首』『散り椿』『さわらびの譜』『紫匂う』『天の光』『緋の天空』など多数。

 

 

 

晩御飯の後もこの本の続きが気になって

夢中で読了してしまいました

どうしよう

目がさえさえになってしまいました

明日は起きられないかも

 

 

昨日から読み始めたこの本

歴史に疎くて

歴史上の人物の名前も

こんがらがって

えっとえっと

尊王攘夷ってなんだっけ??

新選組が絡むんだっけ??

立ち止まっては主人に質問したり

検索したり

 

ノートに書きだしたり

まるで社会科の勉強をしながら

みたいな読書でした

 

 

散りばめられている人生訓や

心のうちなどが

沁みて来て

あぁわたしこの作家さん好きだ

って思いました

 

 

歴史もの時代小説ものは

基礎学力のないわたしには

ハードルが高くて

手に取るのをためらいがちですが

 

 

この作家さんと

あとお一人佐伯なんちゃらさん??

お二人のことはなぜか気になってて

でもあまりに作品数が多いので

どれを手に取ったらいいのか分からず

 

 

そんなとき

ブログ友達のかまちゃんとお会いしたとき

お母様が葉室麟さんのファンだとかで

購入したものの

お母様がもうお読みにならないようで

福岡が舞台だから

もしよかったら・・・と

下さったのです

 

 

小倉城が出てきたり

門司が出てきたり

そこは確かに魅力的でした

 

 

でも何と言っても

臼井六郎という人物の

親の仇

時代が変わり

かたき討ちの意味合いが変わり

価値もなくなり

でも思いは消えず

 

 

後半は息もつけずに

読みました

 

 

臼井六郎の父

臼井亘理

勝海舟

その他いろいろ

 

 

すこーし歴史の

人間相関図も

勉強になりました

 

 

時代物の作家さんで

好きだなと感じている作家さん数名はいるのです

藤沢周平さんとか

山本一力さんとか

高田郁さんとか

そこに間違いなく

葉室麟さんが加わりました

 

 

もう10時になりますね

眠気がさっぱり消えてます

どうしよう

 

 

今日はブログ記事

5本更新になりました

お付き合いをありがとうございました

 

「島々清しゃ(2017年)」

 

「この花咲くや(鹿児島発NHKドラマ)」

 

「奥様は取り扱い注意(2021年)」

 

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