☆エデン(近藤史恵)☆

 

2010年3月25日

新潮社

2009年1月29日~10月8日

新潮ケータイ文庫DX

 

250ページ

 

内容(「BOOK」データベースより)

あれから三年―。白石誓は、たった一人の日本人選手として、ツール・ド・フランスの舞台に立っていた。だが、すぐさま彼は、チームの存亡を賭けた駆け引きに巻き込まれ、外からは見えないプロスポーツの深淵を知る。そしてまた惨劇が…。ここは本当に「楽園」なのだろうか?過酷なレースを走り抜けた白石誓が見出した結論とは。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

近藤/史恵
1969年大阪生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒。1993年、『凍える島』で、第四回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。2008年には、『サクリファイス』で、第十回大藪春彦賞を受賞し、同作は第五回本屋大賞の第二位にも選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
ちっとも興味のなかった
ロードレースの世界が描かれていた
シリーズ2冊目です。
今日一日で読みました。
さらりと読めるのに
心動かされるのは
白石誓の価値観や生き方が好きだからだと思います。
あと2冊くらい続編があるのかな?
続けて読まないと登場人物や背景を
忘れてしまいそうなのですが
このシリーズはもうこれでいいかな
と言うのが正直なところです。
白石誓は好きだけど
やっぱり立っている舞台が
わたし自身の生活と違いすぎて
他人事な感じで感動しているって感じです。
白石誓に感動しているのであって
ロードレースそのものに
心酔するって感じではないので。
でも読んだおかげでロードレースの世界を
知ることが出来て良かったと思っています。
テレビ中継に今後は目が留まりそうです。
 
近藤史恵さん作品読書記録
 

2018年10月

インフルエンス

中学時代の団地の人間関係が描かれていて、
その後のそれぞれの人生への恐ろしいまでの影響や、
女の子の人間模様から生まれる感情や圧迫感が、
わたしの年齢でも当てはまります。
すごくわかる・・という思いで夢中で読みました。
 
2019年8月
三つの名を持つ犬
「三つの名を持つ犬(近藤史恵)」近藤史恵さん作品読書記録

可愛いイラストにも目が引き寄せられるし

物語の中で犬への思いが胸にあたたかく届いてくるし

だけど

こわ~~いミステリーでもあります。

ほんわかとミステリーが共存している物語。

読後感もいいです。

まっとうに生きることをよしとするラストだからでしょうね。

読みやすくて一日で読み切りました。

でも全然物足りなくないです。

ほんの1冊読んだことがあるだけの作家さんですが

これからもたくさん読んでみたいと思う作家さんです。

 

2020年8月

サクリファイス

「サクリファイス(近藤史恵)」近藤史恵さん作品読書記録・読書に思うこと・くす・梅干3日目

ロードレースって
なんて小説の素材として面白い
ドラマチックなものなんでしょう。
わたしには苦手な駆け引きの世界。
絶対に身を置きたくない世界です。
昨日は
目をらんらんとさせて主人にロードレースの話を
こっちから振りました(笑)
つくづく読書っていいなって実感します。
世界が広がります。
ただ
「読む」という一歩を踏み出せるか?
踏み出せないまま
読みそびれている作品がどれほどあるでしょうか。