もしも、私があなただったら(白石一文) 2006年4月
光文社刊行
2008年7月20日
光文社文庫
会社を辞めて故郷の博多に戻り、
何かに追い立てられるように暮らしてきた男、藤川啓吾。
彼の前に、突然かつての同僚の妻・美奈が現れて言った。
「藤川さんの子供を産みたいんです」。
―啓吾は東京を離れる折にも美奈に思いを打ち明けられ、
にべもなく断っていた。
時を隔て再会し、やがて確かに心を通わせ共に過ごす二人。
制約のない「大人の恋愛」を描く傑作。
以上HPより
白石哲学が適度に散りばめられているけど
小難しくはなく
すすぅ~と読み進められました。
白石さんの小説は、立ち止まって読み返し読み返し・・・することが多く
時間をかけてじっくり読むことが多かったので
こんなことは珍しかったです。
でも最終的にはやっぱり 純愛物という印象 というのは
変わりないです 。
小難しいのばかりが続くと 肩の力を抜きたくなるので、
白石さんの小説がとっても好きだけど 立て続けに読むのはしんどい
って思っていましたが、
こんなに読みやすい小説があるなら 重いのと軽いのを交互に読めば
白石さんの小説を立て続けに読めるなぁって思いました。
もしも、私があなただったら・・・・ってタイトルには
どんな意味があるのだろう・・と 興味がありました。
いたってシンプルでした。
頭の中に もしも、私があなただったら・・・ってフレーズが
今も残っていて 物を考えるとき
もしも、私があなただったらって
わたしもひんぱんに出てきそうな感じがしています。