「夢をかなえたい!」
「人生を変えたい!」
と考えている人は少なくないでしょう。
「でも、なかなか実現できない…」
という人が多いのも現実です。
なぜ、
夢や目標が実現しないのか?
実は、
人が抱いている夢や目標は、多くの場合、満たされない感情が作り出した「目先の願望(偽物)」であることが多いんです💦
ということで今回は、
湧いてきたネガティブ感情を使って、「目先の願望(偽物)」のその奥の願望(本物)を掘り出し、願望を実現していく方法について書いていきたいと思います!
たとえば、
お金を欲しがる人は多いですが、
根本にある欲求は人それぞれで…
「経済的に安定している」という確実感だったり、
「経営者として力がついた」という成長感だったり、
「愛する人を喜ばせたい」という愛とつながり感だったりするわけです。
ここから
クライエントのRさんの事例を使って書いてみたいと思います。
借金があって不安な日々を送っているRさん!
残りの借入金額を眺めてはため息をつく日々。
Rさんは、「一刻も早く借金をゼロにしたい」と望んでいます。
この場合、
目先の願望は、
「借金をゼロにしたい」です。
では、
この目先の願望のさらに奥の願望は何かというと…
借金を完済することではなく、
その先の生活を豊かにしていくことのはずです。
なので、
ネガティブな感情はワクワクすることを思い出すきっかけとして使い、いつまでも借金のことに意識を持っていかれないようにする。
私の拙著、「慈愛フル・ビブリオセラピー」の中にも書いていますが、私たちの脳には、「RAS(脳幹網様体賦活系)」と呼ばれるフィルターがあります。
このRASが、さまざまな情報の中から好奇心や価値を見いだしているものに関する情報を自動的に取捨選択し、意識に伝達してくれるんです。
よいことが立て続けに起きたり、調子がいいときに乗りに乗ったりできるのは、RAS効果がよい方向に働いているから!
RASのデメリットは
あなたがネガティブなことを考え、そこに意識を向け続けていると、脳はネガティブな情報ばかりを集め始めて、現実に反映してしまいます。
つまり、
「~したい」が明確でない人というのは、
「こうなりたくない」、「これは嫌だ」が明確で具体的になってしまい、そのような人や情報、キーワードに反応し、結果的にネガティブな思考や状態を生み出しやすくなるんです。
私のことを少し書かせていただくと…
一日のスタートは、
「今朝も美味しいサンドイッチが食べれるー(ワクワク)」から始まり、
そして、
食べてお腹も心も満たされれば、
「今日も穏やかな一日になるわー」という気持ちに包まれるんです。
昔は真逆で、
起床したと同時に頭の中は今日しなければならないことでいっぱい…
朝食は食べず、ブラックコーヒーを飲みながら考え事をしてバタバタと動き回っていました。
口から放たれる言葉は、
「忙しい」、「疲れた」が多かったですしね💦
こんな日々だったので、
その通りの現実になるように脳が働き、また翌日も「忙しい」、「疲れた」と言いながらバタバタしていました。どれだけ繰り返してきたことか…。
ぜひ、みなさんには、
RASを使いこなして、本物の願望を実現させるためにに使ってほしいと思います。
ということで、
話しを戻します。
クライエントのRさんの事例でしたよね。
Rさん目先の願望は、
「借金をゼロにしたい」ですが、
さらに奥の願望は、
借金を完済することではなく、
その先の生活を豊かにしていくことでしたね。
本物の願望を実現する方法ですが…
先ず、ネガティブな感情に気づく。
人間は、ポジティブな感情よりも、ネガティブな感情の方が気づきやすいという特徴があります。なので、不安やイライラなどの感情が湧いたら、本物の願望に意識を向けるチャンスです!
※ネガティブな感情が出てきたとき、次のステップに取り組む時間が取れないときは、メモ書きしておいてください。とりあえず、「〇〇でイライラした!」とだけでも書いておいてほしいんですね。そして時間のゆるすときにメモを取り出して次のステップに取り組んでもらいたい!
次のステップは、
本物の願望を掘り出す。
私たち人間が不快感を感じるときというのは、必ず何か自分が大切にしている観念・信念が裏側にあります。
なので、
身体の内側に意識を向けて
「どんな観念・信念が刺激されて不快な気持ちになったのかな?」と問いかけ、感じ取ってみてください。
ここが明確になると、
自分の気持ちにフィットするような、または腑に落ちるような感じが得られるはずです。
クライエントのRさんの場合は、
早く借金を完済したいのに順調に返済できなくて不安でしたね。
「早く借金を完済したい」ことばかりに意識を向けずに、Rさんが望む豊かな生活をイメージしてみてもらうんです。
そして、イメージしてみるとどんな気持ちになるか?感じてもらいます。
このように、
ネガティブな感情はワクワクすることを思い出すためのサインとして使ってほしいんですね。サインだと思うことで、いつまでもネガティブな感情に意識を持っていかれるのにストップをかけることができます。
この意識の使い方を楽しく心理トレーニングしてみてください。
「あっ、気づいたら変わってる💕」に出会えます。
☆おまけ☆
人は、「変われるか、変われないか」で迷っているとき、潜在意識の自分は「まだ変わりたくない」のです。
「変わりたいのに変われない」。
こう思うことで、「できない」という意識を強くします。
変えられるのは未来だけです。
けれど、未来のことは誰にもわかりません。
その不確実な未来の可能性を広げてくれるのは、誰もが持つ潜在能力しかないんですね。ですから、心理トレーニングを続けて、この先の自分にとって何より必要な心の力を創り上げていってほしい。
そうすることで、あなたは自分の未来を自在に動かすことができるようになります。
先ずは、本物の願望が何か掘ってみてくださいね♪
こちら⇩ではもっと詳しく書いています。
慈愛フル・ビブリオセラピー
加藤絢子