【慈愛フル・ビブリオセラピー】の著者の加藤絢子です。
このブログは、私が専門としている弁証法的行動療法の中核的スキルである目を瞑らない瞑想のマインドフルネスと波動の法則を融合した私独自のスキルや私の経験などを紹介しています。
私は現在、3度手術をしても再発を繰り返す心臓病と完治が難しいとされる制限型拒食症が良くなり、不妊症を克服し、3人の子供が授かり賑やかに暮らしています。そんな私が実践してきたことをなるべく難しい言葉を使わず書いていますのでぜひプロセスを体感してみてください。そして…、Clover出版 出版アンバサダーとしての活動も配信しています。
過去の私は、自分の価値観で
自分を責め、他者も責めていました。
特に
自分をゆるすことが難しく
自分の存在を消したいという思いが
常に心の中に居座っていました。
そして、
他者に対しては
ゆるしているつもりなのに
根っこの部分では
ゆるせていないような状態で、
責めるのは簡単だけど、
ゆるすのは難しいと感じていました。
でも私は、
善と悪だけでは簡単に片づけられない
奥深さを感じるような経験を重ねて
「ゆるす、ゆるさない」
にエネルギーを費やすことを
やめていく方向に思考が向いていき、
そして
ゆるすことで自分を変えていき
（自己成長）
愛しているがゆえに
ゆるさないことで相手の成長を
促すということをしています。
この世の真理は、
自分が今生きていること。
その意味は、
自分が生きて見つけること。
だと思っていいます。
だからいつもブログで
答えは必ずあなたの中にあります！
と書いているんですね。
いつも思考ばかりで考えていた私が、
体で物事を感じることができるようになり
ラクに生きられるようになりました。
私たちは、
心が感じるよりも早く体は反応しています。
なので私は、
自分の体の発する声に耳を傾け、
焦点を当て、
受け入れ、
優しく寄り添う
このような
心理技法をよく使います。
自分にも
クライエントさんにもです。
この心理療法によって
目の前に現れる人すべてが
私の許容度
寛容度を広げてくれる人
だと思えるようにもなったんですね。
間違いを犯して過ちを知って
傷ついて痛い思いをして
人の優しさを知って
ゆるされて感謝してゆるすことを知って
その繰り返しの中で
人をゆるせる気持ちが深くなっていって
深く深く人を愛せるようになっていきました。
〝ゆるす〟
ことはとても大切ですが…
愛しているがゆえに
ゆるさないほうがいいこともある。
ゆるさないことがむしろ愛である、
ということもあると思うんですね。
愛する相手の場合、
モラルに反した行動をしたとか、
信用を無くすようなことをした、
という場合には
反省していないのに
ゆるすという行為は間違っていると思うんですね。
相手にちゃんと反省してもらい、
相手の成長を促すことが大きな意味で愛だと言えるから。
たとえば…
親やパートナーや子どもが、
家族全体に及ぶような問題を起こしたり、傷つけるようなことをしたりしていながら反省の色が見えなかったら、きちんと向き合って話し合ったほうがいい。
逆に、「何か言ったら、相手の機嫌が悪くなって生活しにくくなるからゆるす」というのは、相手のためではなく、単に自己保身に過ぎません。
また、実際にゆるしているようでゆるせていないことは多いので、我慢と恨みが積み重っていくと、ある日、怒りが爆発して・・・
これがパートナーに対しての我慢だとしたら離婚を切り出すということにもなりかねません。
愛しているからこそ、
誤った道に進まないための話し合いをすることは大切です。
「人は誰でも失敗することもあるから仕方ない！」などと言っていられるレベルではないこともあるので、ただ単に、ゆるせばいいわけではないんですね。
逆を言えば、自分にとっては包容力があるつもりであっても、相手をゆるしてばかりいたら、結局、自分も相手も苦しむ結果になることも多々あります。
たとえば、
「夫がクレジットカードを勝手に使って多額の請求がきた」と嘆く。
この夫の勝手な行動というのは、
〝勝手なことができる相手〟がいるからとれるものです。
パートナーに対しては自分勝手な人でも、あらゆる人に対して自分勝手かというと、そんなわけではありません。
たいてい、自分勝手ができる相手を選んでいます。
つまり、嫌なことはきちんと拒否しなければ、相手は「それでいいんだ」と思ってしまうことも多いので、伝えたほうがいいんですね。
「ゆるすことは大切」
だと先ほども書きましたが、
もう少し書きたいと思います。
たとえば、
自分の子どもが酷いイジメを受け続けていて自傷行為を繰り返している。
イジメをしていた相手が自分が悪いことをしたと微塵も感じていない場合、その相手をゆるすことは非常に難しいと思います。
そうした極端な例ではなく、一般的に人をゆるすことができない人の原因の１つとしては、心が狭くなっているためゆるすことができない状態になっている場合がある。
心の狭い人は競争心が強いと言われています。
そのような人が人をゆるすには、
心の器を広くする必要があるのですが、
そう簡単ではないですよね。
私は、執着心や視点の狭さが心を狭くする要因だと思うので、執着心を捨て、広い視野を持ち、物事を色々な角度から見たり、客観的な視点で物事を見る訓練が必要ではないかと思います。
オススメは、
瞑想をすることです。
その際に色々な事が頭に浮かんできますが、それを無理に排除しようとせず、ただ、「私は今こんなことを考えているんだな～」と客観的に自分を見るだけで、充分瞑想の効果はあります。
人をゆるせない人は、
自分のこともゆるせないことが多い。
だから、
まずは自分をゆるせるようになることが大切。
それが
自分を愛することにつながり、
人に対しても、ゆるしたり、
愛したりできるようになります。
さらに、
「罪を憎んで人を憎まず」という言葉がありますが、
相手が心から反省しているときは、
ゆるしてあげることは、
自分にとっての大切な学びになります。
それが、
家族や親友など、
縁の深い相手であるなら
なおさら
ゆるし合っていくことで、
絆が深まっていくこともあります。
「ゆるす」というのは、
必ずしも簡単なことではないですし、
単に許せばいいわけではなく、
ケースバイケースなところはありますが、
「ゆるす」
ことができるようになれば心がラクに、
そして
幸せに生きていける流れに向かいます。
ゆるすべき時に、
ゆるせる人でありたいですね♪
最後に
どうしてもゆるせない人へ
頭ではゆるしたくても、
体がいうことを聞かないということもあります。
そんなときは、
相手をゆるせなくても、
せめて相手の不幸を願わないでくださいね。
今が一番しあわせ♡
今が一番いいとき♡
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