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カウンセリング事例1ー6
こころの水先案内様
お世話になります。
だいぶ、メールの交換をさせて頂きまして、気持ちが落ち着いてきました。
特に一人ではないという安心感が何とも言えない気持ちです。
それでは前回の質問にお答えします。
・今現在のあなたの状況を母親や姉はどう思っているだろうか?
僕のことをすごく心配しています。
特に母親は親父のこともあるので、それに姉は父親と口を殆ど聞かない事もありますので、家が分裂してそうでかなり参っています。
姉は父親をあんな奴とは関わるなと言っています。
そして速度の早い乗り物のことは気にするなと言っています。
そう言われてもどうしようもないのに。
・あなたは家族からどんな形で今の状態をサポートされているのか?
母親はともかく僕に優しく同情的です。
姉もいつも気にかけてくれて話しかけてくれる。
心療内科の受診、パニック障害のことは言ってません。
妹はあっけらかんとしています。
・あなたの長所・短所をできるだけ羅列して
長所と言われると考えなければ思いつかない。
すぐに短所が浮かびます。
少しよく考えますと、
①意外と物事に淡白
②一人でも平気でいられる
③人にやなことをしない
④意外と他人に親切
短所
①他人と付き合うのが苦手
②すぐにやられたと思う
③いつもどうしてと被害妄想的に考える
④人の目が気になる
⑤意気地がない
⑥人前で上がる
⑦自分の意見を言うのが苦手
⑧運動が苦手
⑨趣味があまり無い
⓾自分に自身がない
⑪飽きっぽい
もうこの辺で
・差し支えなければ、あなたには彼女がいるか?
いません
・今回の私とのやりとりを通してどんなことを感じたか?
一番初めに書いたように自分一人で悩まなくてもいいんだと言う安心感が出てきた。
それだけでもこころの水先案内からカウンセリングを受けた価値があると思っています。
それではまた。
〇〇
〇〇様
それでは今回のレポートについてお話しさせていただきます。
・今現在のあなたの状況を母親や姉はどう思っているだろうか?
お父様のことに一番困っているのはズバリお母様です。
お母様こそ、お話をしてくれる人が必要かもしれません。
現段階ではあなたとお姉様、二人の子供がそれをやっている感じですか。
私の扱ったケースで、父対母、息子というものはよくあります。
父親サイドで考えると一種の孤独感があると思います。
あまり人と関わるのが苦手のようですね。
母、息子にとっては父に対する不満感。
これはこれで大きな問題です。
此の場合、間違っても父親は誰かに相談はしないのが通常です。
そして、どうしてこの家の者は俺を粗末に扱うのかと思っているかもしれません。
決して自分に非があるとは思わない。
・あなたは家族からどんな形で今の状態をサポートされているのか?
お母様はできるだけのことをあなたにしたいのですね。と同時に今のあなたの事、早い乗り物に乗れないこと・職場の人間関係についてかなり悩まれている筈です。
これにパニック障害の事や心療内科受診の事をお話ししたら身が持ちませんね。
内緒で行きましょう。
・あなたの長所・短所をできるだけ羅列して
この内容をあなたはどう思われますか?
自己否定感はろくなことありません。
少しずつでも自分の良さを見つけましょう。
短所だけがすぐ思い浮かぶと言うことは自信のなさの表れですかね。
そして短所が長所とも取れる。
逆もあり得る、と思いませんか。
他人の感じ方とはこんなものなのです。
あなたが思っているよりもあなたの事を気にしていない。
関わり合いがない限り厳しいようですけどあなたに興味はない。
・差し支えなければ、あなたには彼氏がいるか?
これからですね!
今はいませんと答えるべきです。
・今回の私とのやりとりを通してどんなことを感じたか?
それはよかったです。
以上が今回のレポートに対するコメントでしょうか。
今回のことをもう一度まとめますと、
○お父様との間に母親+息子たちとの確執がある。
父親というのは時に孤独な存在です。
これはあなたが立ち治ってからの課題です。
○今、一番辛いのは母親かもしれない。
母親は子供がいると強いのでまだ持ち堪えていますが。
○お母様はできる限りあなたをサポートしようとしている。
これも母性に勝るものは無しです。
○長所・短所は見方によって入れ替わることもある。
その一番の良い例が積極的と消極的です。
これはよく学校では性格として担任が内申書に書く項目ですが、まさに担任の主観ですね、
ケースバイケースで大いに変わる事柄ですね。
それと同じように長所と短所もケースバイケースで入れ替わる。
この事をよく覚えておいてください。
それでは最後に今回は
「急行に乗れることから始めましょうか」
あなたは前に誰かと一緒なら辛うじて乗れると言ってましたよね。
そこで家族に力を貸してもらいましょう。
繰り返し回数が必要です。
何回も何回も何回も。
その時のアドバイスを一つ。
何か自分のアイテムを用意します。
何でもいいけど小さいものの方が持ち歩けやすいかな。
例えば、ボールペン、文庫本。
そして必ず常にそれを持ち歩く。
電車やエレベーターで家族といるときにそのアイテムを見つめる。
これを繰り返す。
そうして回数を重ねたら、家族に同じ車両の少し離れたところにいてもらう。
そしてどうなるか、自分自身を観察する。
これを何回か繰り返す。
次に家族に違う車両にいてもらう。
ダメなら合図で駆け寄れるところなね。
そして例のアイテムを見つめます。
解説します
これは何をやっているのか?
必要条件をすり替えること
を
やっているのです。
今現在は家族が必要条件、あるいは友人といると急行やエレベーターに乗れるのだったらその人が必要条件。
それをあなたが用意したアイテムに変えるのです。
そうするとそのアイテムがあればあなたは家族がいなくても他の友人がいなくてもそのアイテムを見ると気持ちが落ち着くのです。
ただ、いきなりではリスクがあるので初めは家族に乗ってもらうのです。
これは運動競技ででアウエイとホームでやるのとの違いに似ています。
つまり自分で用意したアイテムでその場に望む自分の気持ちをホームにいるときと同じにするのです。
家に居るようにくつろいだ気持ちに。
お守り・・・・これはこんなカラクリから効くことがあるのですね。
ジンクスも同じ。
以上が今回のレポートのコメントとその中から得られたことから「急行電車」を考えました。
次回はどうなったかお聞かせくださいね。
お母様、お姉様の情報をもう少しください。
PS:
お母様やお姉様の反応をお聞きするのはこれからの父親との問題解決にあたる情報収集です。
それではご返事お待ちしております。
こころの水先案内
カウンセリング事例1シリーズ
完
次回はカウンセリング事例1
をお送りする予定です。
皆様のお役に立てる記事を心掛けております
こころの水先案内