徘徊のおじいちゃん、車に乗せて保護。


 

私たち介護職は
認知症や道迷いの高齢者に
気が付きやすいものです。
 
 
普通に歩いていらっしゃったんですけど、表情が認知症。
なんとなくわかります。
この方はうちの事業所のサービスを利用されてる方ではない初対面の方でした。
 

車で通りすぎた一瞬
ん??
と思って慌てて車を停めて
声を掛けてみました。
 
かなり歩いていたのかな…
口渇気味で
スボンにたくさんシミがついてました。
 
『どうかされました?』
 
『家に帰りたいんやけど、迷って帰られへんねん。』
 
 
『ご自宅はどこらへんなの?』
 
『〇〇パン屋の先をちょっと行ったとこなんやけど。』
 
 
『あぁ!わかった〜!
お送りしますよ。良かったら車に乗って下さい!』
 
 
『助かりました。ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。』
 
 
車の中での会話は
ご本人の不安だった気持ちに
共感していました。
 
退屈だったから
外に出たかったんだって!

そりゃ
退屈なら散歩するのは
自然なことです。
私もよく散歩しますもん〜。
 
 

お送りしますと、奥さまが出て来られて
『しょっちゅう出歩いて、
よぉ〜迷子になるねん!

ほんまにもう!!
ぽっぺたを叩いといて下さい!

ご親切にありがとうございました。』


『いえいえ~。
ぽっぺたは、よしよししときました爆  笑

喉が渇いてらっしゃるから
お水かお茶
飲んで下さいね~!

急ぎますので
これで失礼しまぁ~す爆  笑
 
 
後に、地域包括支援センターに
連絡を入れました。



この方はたぶん
見当識障害だと思われます。

自分がいる場所はどこなのか
今日は何月何日なのか
がわからなくなります。

 
 
ご本人の気持ちがわかれば
原因を取り除いて
あげることができます。

たとえ
明確な理由がわからなくても
気持ちに共感して
寄り添ってあげれば
症状は改善されますから。
 
 一日一善が出来ました!ニコニコ



 
でね、私事ですが。
この時は社用車でした。あせる
基本的に
利用者様を乗せることは出来ませんし、普段は絶対にしません。
 
一瞬、車に乗せるのを戸惑いました。
 
が、自己責任です。
あんな不安そうな方を
放っては行けなかったんです。

 

今から、始末書提出笑い泣き
書き慣れてるので
ぱっぱっと書いときます〜。
 

今日も楽しい一日になりますように口笛
 
 
私もOK!
あなたもOK!
エイエイオー!

今日も穏やかに
しなやかに。