さて、電車に対する愚痴を書いてしまった後は、少々マニアックに書きます。
F1オタクになってしまうかもしれません。(興味のない方、ごめんなさい)
今日のF1日本GP初日では、フリー走行の1回目(午前10時~11時半)と2回目(午後2時~3時半)が行われました。
私は1回目は、スプーンカーブ以外の全てのコーナーで観ました。(心が躍って歩きすぎました 笑)
そして2回目は、一番好きなスプーンカーブのみでがっつり観ました。
私は小さなコンデジしか持っていないので、いい写真は撮れませんでしたが、その分各ドライバーの走りを注意深く観ました。
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まずは、音ですね。
TV中継ではあまり聞こえてこないエキゾーストノートや風切り音が響き渡ります。
激しかったのは、フォースインディアとマクラーレンといったメルセデスエンジンを使用しているチームの音です。
特にギヤダウンしている時はパンパンパンパン激しい音(バックファイア的な)を鳴らしていました。
それとは対照的に、本家のメルセデスチームのギアダウンの音が比較的静かな音だったのは意外でした。
ソフトウェアの設定の違いでしょうか?
よく分かりません。
それとフェラーリもギヤダウンの時の音が激しかったですね。
かってフェラーリエンジンが12気筒だった頃、甲高くて美しい「フェラーリ・ミュージック」と呼ばれる音を出していた時代がありますが(1990年の"641"の音が好きでした)、今では普通のレーシングエンジンの音になっています。
それについては少々がっかりしましたが、レーシングエンジンの音を聞くだけで心が躍る私としては、それでも十分です。
今日は思う存分、音を堪能しました。
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ここから、各ドライバーの印象を書きます。
あくまで私の感じたことなので、正しいかどうかは分かりませんが、感じたことをそのまま書きます。
まずは可夢偉選手。
世界のビッグネームのドライバーたちを相手に堂々と渡り合っている姿には感動と勇気をもらえます。
↓セナの走りが印象に残るスプーンカーブを走る可夢偉選手
可夢偉選手がF1にデビューした時から私が感じていることですが、可夢偉選手の走りからは「車に余計な仕事をさせずに、美味しいところだけを引き出す」という意図が感じられます。
それが可夢偉選手のデビュー時に、「今までの日本人ドライバーとはレベルが違う」と私が感じた理由でもあり、私が最も共感できる部分でもあります。
今日の走りにもそれは健在でしたが、ただ今日が初日ということもあってかマシンのセッティングが決めきれておらず、コーナー出口でアクセルを開けにくいように見えました。
今日の時点では、持ち味を出しきれていない走りだったように思います。
それは、相方のペレス選手も同じでした。(ペレス選手は、クセのない走り)
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私はマニア(笑)なので、語りだすと長くなるのでここからはシンプルに行きます。
今日、印象的なパフォーマンスを見せていたのは、レッドブルチームの2人のドライバーであるベッテル選手とウェーバー選手です。
レッドブルチームの使用するルノーエンジンは、比較的非力な方でそれがハンディになっているのですが、車体の良さとドライバーの腕の良さによってでしょうか、アクセルを踏み始めるタイミングが早くて失速している時間が短い=タイムが出せるという形ができているように見えました。
明日以降、さらに期待できると思います。
その次に目立っていたのは、マクラーレンのハミルトン選手です。
この選手はマシンからいいところを引き出すだけでなく、積極的に操っていく元気な走りが特徴です。
序盤、いろいろ走り方を変えて試しているように見えましたが、あっさりタイムを更新してくるあたりは流石だと思います。
マクラーレンのもう一人の選手であるバトン選手は、非常にスムーズで無駄のない走りが特徴ですが、今日はセッティングが決まっていなかったのか、攻めきれていないように見えました。
今日は初日だったので、そういうプログラムだったのかもしれません。
そして、フェラーリのアロンソ選手。
今日の序盤は、前後のタイヤのグリップバランスが悪そうで、アクセルを踏み込みにくそうに見えましたが、速くない車でも速く走れてしまうのが、アロンソ選手のすごいところ。
今日も、小ワザをたくさん使って車を前へ前へと進めているように見えました。
そして、車のセッティングが決まってきた頃には、ビシッとタイムを出してくるあたりは流石だと思います。
次に、忘れてはならないシューマッハ選手。
ベテランの味といいますか、走りに派手さはないですが、独特の小技を効かせてタイムを削ってきます。
その走りは、とても43才の男の走りには見えないもので、今でも私は彼の走り方が好きです。
今日は、スプーンカーブの入口でタイヤをダートに出してしまい、それがクラッシュにつながってしまいました。
マシンの回収作業を暖かく(?)見守る姿や、見ている私たちに手を振ってくれたことが印象的でした。
シューマッハ選手がクラッシュしたのと同じ場所でクラッシュしてしまった選手がもう一人います。(二つとも私の見ていた前で起こりました)
フォースインディアのディ・レスタ選手です。
彼は評価の高い若手ですが、その走りをじっくり見る前にクラッシュしてしまったので、走りがどうとかは言えませんが、彼の相方のヒュルケンベルグ選手がいいタイムを出していたので、車とエンジンがコースにマッチしているのだと思います。
なので、ディ・レスタ選手も明日からの走りには期待できると思います。
ただ、フォースインディアの2人は、可夢偉選手の直接のライバルなので、お手柔らかにお願いしたいところではあります。
最後にライコネン選手について。
彼は、無駄を削ぎ落としたようなキレイな走り方をします。
それに危なげがなく安定感が抜群です。
今日は、マシンのセッティングがまだまだ定まっていなかったようで本来の速さは見られませんでしたが、もともと一発の速さには定評のあるドライバーです。
明日以降に期待です。
F1やモーターレーシングについて語り始めるといくらでも語れるのですが、このへんで止めておきます。
最後に、展示されていた伝説の旧車たちをどうぞ。
↓セナが初のシリーズ・チャンピオンを獲得したマシン
↓中島悟選手が戦ったマシン
↓佐藤琢磨選手が戦闘力の低さにもめげず戦ったマシン
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!
可夢偉選手が、初の表彰台を獲得しますように!(願)