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こんばんは~。
今日は諸富祥彦先生の本、『人生を半分あきらめて生きる』を読んでいます。
この本は、どうにもならないことを上手にあきらめながら、心のいちばん深いところだけはしっかり満たされた生き方をしましょうというテーマで書かれている本です。
私がずっと行なってきた「自分を受け入れ、許し続けること」(こちら 参照/過去のブログ記事)とほとんど同じ内容のことも書かれていたのが印象的でした。
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ここで、本の中に紹介されている「平安の祈り」という詩を引用します。
『神様私にお与えください
自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを
変えられるものは変えていく勇気を
そして二つのものを見分ける賢さを』
(『人生を半分あきらめて生きる』諸富祥彦先生著(幻冬舎新書/2012/P76)より引用)
シンプルかつ本質を突いた素敵な詩だと思います。
私には作者がどんな思いを込めてこの詩を書いたのかは分かりませんので、ここでは自分なりの解釈を書かせていただきます。
深くて幅広く解釈のできる詩なので、作者の思いからは外れるかもしれませんがご了承ください。
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例えば、(※)起きてしまった出来事は変えられないので、そのまま現実として受け入れる。
そして、変えられるもの=その出来事に対する意味付けを変えていく。
(例えば辛い→学び)
受け入れるもの(変えられないもの)と変えていくものは、ごちゃ混ぜにしないでしっかり分ける。
そして、受け入れるもの(変えられないもの)に対しては、いつまでも悩まない。
変えていくもの=できることに集中して、できることだけやっていく。
このような解釈の方法がありますが、(※)部を「生まれた環境」や「身体的な劣等感」等に置き換えても成り立つと思います。
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例として、手の震えの症状を当てはめてみます。
「震えてしまったけど、問題無い、そのまま受け入れよう」
「(恥ずかしくない、)これでもいいんだ」
「震えたことについては悩まずに放っておこう」
「だって、これでもいいんだから、これが私なのだから」
「私はこれで完璧です。自尊心はビクともしません」
「手の震えに左右されずに、やりたいことをどんどんやっていこう」
まるで、私が実際に行なってきた内容そのままになりました。(笑)
ちなみに上記のように思えなくても、30回でも50回でも繰り返しているうちに、だんだん定着してきますので、ふりをするだけでもOKです。
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実は、一度目の個人事業を失敗し多額の借金を背負った頃(13年程前)から数年間、今日の詩と同じ内容の文章を手帳に書き込んで持ち歩いていました。
ああ!今、分かりました!
それが、「自分を受け入れ、許し続けること」(こちら 参照/過去のブログ記事)のルーツだったのかもしれません。
そしてそれが、自力での社会不安障害の治療につながったのかもしれません。
やっぱり紙に書いていつも見るということには、すごい威力がありますね。
実際、私には今日の詩の内容がかなり深く定着しています。
だから、今はほとんど悩みがありませんし、執着もしません。
ただの脳天気なだけなのかもしれませんが。(笑)
社会不安障害に悩まされていた当時も、ボロボロの気分になったときでも最後まで落ち切らずに、借金返済のために働き続けることができたのは、今日の詩の内容が定着していたからかもしれません。
当時は、気持ち悪いから来るなって言われながらでも、震えながら仕事をしていました。
我ながら、よくやったと思います。
今日紹介した詩の内容は、正に私を支え続けてくれた命の恩詩(?)といっても過言ではないです。
13年前に手帳に書いた文章を、どこから見つけてきたのかは思い出せませんが、その文章を書いてくれた人にお礼を言いたいです。
ありがとうございます。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!
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