太陽光でセロトニン神経を活性化 | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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こんばんは!


今日は、『心も脳も整える! セロトニン呼吸法』という本を読みました。


この本には、脳内神経やセロトニン等の説明と、セロトニン神経を活性化させる方法がいくつか(呼吸法がメイン)紹介されています。


※セロトニンについては → こちら 参照(Wikipedia)


一般の方向けの新書なので、専門的になり過ぎず、読みやすい本です。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


セロトニン神経の活動が抑制されることが、うつ病(新型うつ病や適応障害ではない)の発症に関与しているということは、よく知られています。


通常、うつ病の治療は、薬と休養が基本になると思いますが、それに加えて日常のちょっとした心がけでもセロトニン神経を活性化させることができるようです。


※薬は、自己判断では減らしたり止めたりしないでくださいね。


本には、リズム体操、各種呼吸法等詳しく紹介されていますが、ここでは「太陽の光を浴びる」という項目を採り上げます。


これは、あくまで治療という意味合いではありません。


太陽の光を浴びると、ほとんどの方がすがすがしい気分になると思いますが、それこそがセロトニン神経にスイッチが入った証拠(P79参照)だとのことです。


ここで、どのように太陽の光を浴びればいいのかを引用します。



『太陽の光を浴びる時間は5分を目安にし、長くても30分以上浴びる必要はありません。

長時間太陽の光を浴び続けると、かえってセロトニンの分泌を抑制してしまうことになります。

晴れた日や日差しの強い日は短めに、曇った日や冬などの日差しの弱い日は長めになど、状況に合わせて上手に調整しましょう。』


(「心も脳も整える! セロトニン呼吸法」有田秀穂先生、高橋玄朴先生著(青春出版社/2012/P80)より引用)



何と、5分でいいのですね。


これなら通勤途中や散歩、あるいは部屋のカーテンをしばらく開けておく等で簡単にできますよね。


このくらいなら外出する日は普通にクリアできると思いますので、部屋にこもっている日に窓から太陽光を取り込むことを心がければいいと思います。


ここで疑問。


なぜ、太陽光がそんなにいいのでしょうか?



『セロトニン活性には2500ルクス以上の照度が必要とされています。

目の網膜から入った光の刺激が脳に伝わり、セロトニン神経が活性化されます。

もちろん太陽の光を直接見るのは目を痛めてしまい大変危険なので、太陽の光を浴びるだけで十分です。』


(「心も脳も整える! セロトニン呼吸法」有田秀穂先生、高橋玄朴先生著(青春出版社/2012/P80)より引用)



2500ルクス以上の高い照度が必要だからなのですね。


これは、一般家庭の照明では無理がある数値だと思います。


それに比べて、太陽の照度は曇っていても5000ルクス以上はあるそうなので、曇りの日でも十分です。


ありがたいですね。


ところで太陽といえば、最近やたらパワフルだったり大きく見えたりするのは私だけでしょうか?


ちょっと気になっています。晴れ



今日も、ありがとうございます!


皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!



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