パチンコ依存症 | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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こんばんは~。


今日は、『パチンコに日本人は20年で540兆円使った』という本を読んでいます。


パチンコ依存症の現状を知りたかったからです。


私自身は、以前借金(一度目の個人事業の失敗による)の返済が楽になってきた頃、社会不安障害に悩まされていた現実から逃れるために、しばらく通ってしまっていた時期もありますが、今では全く行っていなくて興味もありません。


ここ4~5年(以上?)は、パチンコ屋の敷地内(駐車場やトイレ)にすら入っていないと思います。


何と言いますか、私には、負けた人達の負の感情(怒り、憎しみ、妬み、嘆き、自責、不安など)が渦巻いているところに身を置きたくないという強い思いがあります。


また、パチンコをしながら個人事業を成り立たせることや、夢・目標を叶えることは極めて困難なことだとも思っています。


※あくまで私個人の考えです。


これらは私の本心であり、パチンコを止めたときに自分自身に植えつけたメッセージでもあります。


この人生でパチンコをすることは、二度と無いでしょう。


なお、私はパチンコが悪いと言っているわけではありません。


ただ、私がパチンコをしない人生を選択したというだけのことです。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


さて、本の中からギャンブル依存症の規模について書かれているところを引用します。



『厚生労働省が2009年に行った研究調査の結果によると、日本の成人男性の9.6%、同じく女性の1.4%がギャンブル依存症であるという。

この年の成人人口(国勢調査推計)から単純計算すると、男性は483万人、女性は76万人で、合わせて559万人という驚くべき数になる。』


(『パチンコに日本人は20年で540兆円使った』若宮健さん著(幻冬舎新書/2012/P25)より引用)



559万人!


その内、8割程度がパチンコ・パチスロによるものだそうで、


559万人 X 0.8 = 447.2万人の人達がパチンコ・パチスロ依存症であるということになります。(2009年当時で)


そして実際苦しんでいるのは、本人だけでなく家族や親族などの人達も含まれると思いますので、そこから大幅に人数が増えることになります。


凄まじい規模ですね。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


依存症の人達の日常を、あくまで部分的に切り取ってですが思い浮かべてみると、下記のような状態に置かれている人も多いのではないかと思います。


仕事をしながら「今日こそは絶対にパチンコ屋に寄らずに、真っ直ぐ家に帰る!」

そう自分に言い聞かせていたが、帰り道、パチンコ屋の横を通り過ぎることが出来ず、吸い込まれていってしまった。


そして、使ってはいけないお金を使ってしまった。


取り返そうとすればする程、お金を失ってしまった。


「どうしよう。また、借りるしかない」


そして、お金を工面し、「明日は絶対に行かないぞ!」と思いながら眠りに就くが、翌日も会社帰りに、前日と同じようにパチンコ屋に吸い込まれていってしまう。


そしてまた負ける。


毎日、これの繰り返し。


負のスパイラルから抜け出せない。


非常によくあるパターンではないでしょうか。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「パチンコを止めようとする自分」と「パチンコに行ってしまう自分」


それは、顕在意識と潜在意識の戦いでもあると思いますが、顕在意識は全体の

10%でしかないので、90%を占める潜在意識にどうしても負けてしまいます。


そして、潜在意識に入っている「パチンコに行ってしまう自分」が、繰り返し実行されることになります。


だから、「行きたいけど我慢する」というような顕在意識と潜在意識を戦わせる形では、かなりの困難が伴います。


もっと楽に止めるには、潜在意識を味方に付ける必要があります。


私は、そのあたりの実験済みのノウハウをいくつか持ってはいますが、週に1回1時間だけのカウンセリングでどこまで成果が上げられるかについては疑問が残ります。


それに、一人一人症状の内容や重さが違いますし、性格も違えば環境も違います。


潜在意識を味方に付けるには、心の中に土台を築く必要があると思いますが、そういうものを受け入れやすい人とそうでない人もいると思います。


そして何より、カウンセリングをしている時間以外は、いつでも自由にパチンコ屋に行けてしまう点が大きな障害となりますよね。


合宿でもすればいいのでしょうか。


他のカウンセラーさんの成功事例をたくさん学びたいところです。


催眠療法や認知行動療法なども考慮しながら、自分に提供できる形を作っていこうと思います。



今日も、ありがとうございます!


皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!



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