DVD『認知行動療法、べてる式。』を観て | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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こんばんは~。


今日は『認知行動療法、べてる式。』というDVDを、仕事机の横のTVで再生しながら仕事をしました。


一度再生しただけでは頭に入らないので、一日中繰り返して再生し、ちらちら観たり聴いたりしながら仕事をしました。


いや、DVDを観ながら、ついでに仕事をしたと言った方が近いかもしれません。(笑)


今の仕事(機械)に対する情熱がどこかに行ってしまっていることは、取引先には内緒です。(笑)


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さて、今日観たDVDのタイトルにある「べてる」という言葉ですが、これは「べてるの家」というグループホームのことを指しています。


べてるの家は1984年に北海道浦河町に設立され、精神障害等をかかえた方々の地域活動の拠点となっています。


※べてるの家のHPは→こちら


※べてるの家のWikipediaの記事は→こちら


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べてるの家では、参加メンバーや援助者が集まって、べてる式認知行動療法とも言える「当事者研究」と「SST(社会的スキル訓練)」が日常的に行われています。


「当事者研究」では、当事者の困り事を参加者みんなで研究してメカニズムを明らかにします。


「SST」では、困り事の対処方法を参加者みんなでアイデアを出し合い、実演練習をしてから実際の現場に臨みます。


映像を観ながら印象的だったことは、参加者の皆さんがとても仲良しで、雰囲気も温かくて、笑顔で楽しそうに活動をしていることです。


皆さんが自由にのびのび発言していて、常に助け合っていて、「何があっても一人じゃない」という安心できる場が形成されているように見えました。


そして、周りに温かく支えられ、アイデアをたくさん出してもらいながらも、最終的には当事者が自分で選択できるところもいいなぁと思いました。


実演後のフィードバックの時間では、参加者の皆さんから当事者に自然と肯定的なストロークばかりが集まります。


また、「SOSのサイン」というものを作ったケースも紹介されていたのですが、仮に当事者が困り事の場面に遭遇したとしても、そのサインを出すとすぐに他のメンバーに助けてもらえるようにしておくことで、当事者が強い予期不安もなくリラックスできているように見えました。


当事者も他のメンバーも援助者も一つにつながって、とても協同的な関係を築いているように見えました。


認知行動療法において重要とされるクライエントとセラピストの「協同的問題解決の理念」の大きなヒントがそこにあるように感じました。


いつか、見学に行こうと思います。かに座うお座



今日も、ありがとうございます!


皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!



↓グループで認知行動療法をやろうと思っている方や、ちょっと違った観点から認知行動療法を学びたい方には、もってこいのDVD(本付き)だと思います。


DVD+BOOK 認知行動療法、べてる式。/伊藤 絵美
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