逐語記録の「ふりかえり」の三つのポイント | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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あなたの不安障害(SAD、パニック症、手や頭の震え、吃音など)の克服を、効果的かつ優しくサポートいたします。【個人セッション、グループセラピー】愛知・岐阜・三重

こんばんは~。


今日も、先日(こちら 参照/過去のブログ記事)に引き続き、

面接実習のカウンセリングセッションで録音した音声を文字に起こし、

逐語記録の作成を行なっています。


提出するのは、20分間のセッションの内の7分間分なのですが、

勉強のために20分間全ての対話を文字に起こしています。


何分不慣れなことなので、

かなりのエネルギーを使いながらの作業です。



いきなり完璧なものを作成するのは無理ですし

(そもそも完璧なものってあり得るのでしょうか?)、

完璧を求められている訳でもないと思うのですが、


もう少し逐語記録について学びたいと思い

産業カウンセラーが逐語を楽しむ本 』(別ブログの紹介記事へのリンク)
という本を購入しました。


※リンクは、2014.7.29に追加



この本は、97ページしかない薄い本ですが、内容は充実しています。


逐語記録の作成の要点や、逐語記録を楽しく学ぶコツなど、

私の知りたかったことがたくさん載っています。


もちろん、逐語記録だけでなく、

カウンセリングそのものについての勉強にもなります。



この本は、シニア産業カウンセラーまでを対象とした本なので、
レベルが高く、それも良い刺激になります。


産業カウンセラー養成講座仲間にお勧めしたい一冊です。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


逐語記録では、自分(カウンセラー役)の発言のひとつひとつに、

「ふりかえり」のコメントを付けていきます。


そのコメントは、単に、「この発言は良かった」「この発言は良くなかった」

というコメントでは不十分なようです。


それでは、どのようにコメントを書けば良いのでしょうか?


本より、三つのポイントを引用します。



・第一ポイント:「~」というねらいで応答した(発言した)(質問した)(確認した)。


・第二ポイント:その結果、思うように応答できた(思うように応答できなかった)(中途半端で終わってしまった)(言葉じりが曖昧になってしまった)など。


・第三ポイント:今なら「~」と言いたい。


(『産業カウンセラーが逐語を楽しむ本』青木羊耳先生著(朱鳥社/2011/P36)より引用)



上記の三つのポイントを組み合わせて、かつ、

コンパクトにまとめるといいそうです。


確かにそうすると、「ふりかえり」のコメントの

完成度がぐっと高まりますよね。


いいことを学びました。ニコニコ


自分の作成する逐語記録の「ふりかえり」も、

この形で書いていこうと思います。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


今日紹介した、『産業カウンセラーが逐語を楽しむ本』は、

内容が充実している上に、

産業カウンセラー養成講座との親和性がとても高い本です。


例えば私は、本を読みながら、

「そういえば先生も同じことを言っていたな」という部分を

たくさん発見できました。



そういったことからも、

産業カウンセラー養成講座仲間にはお勧めです。


この本をテキストにすればいいのにとさえ思いました。ぶーぶー


(注)私は、出版元の朱鳥社さんの営業マンではありません(笑)



本の紹介記事は、こちらです。
逐語記録 (産業カウンセラー養成講座の提出課題)について


※リンクは、2014.7.29に追加



今日も、ありがとうございます!


皆さまの明日が、ハッピーな一日となりますように!