脳内のセロトニンを「食」で増やそう (『免疫力をアップする科学』で学ぶ①) | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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こんばんは~。


今日は、藤田紘一郎先生の『免疫力をアップする科学』という本を読んでいます。


腸内細菌の働きやメカニズム、免疫力への影響などが、かなり詳しく書かれている本です。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


私は体調によって、例えばスピーチでの緊張の度合いなどのパフォーマンスが、まるで違います。


体調のいいときは、一人ひとりの表情を確認しながら、笑いを取りに行くほどの余裕が持てます(よく外しますがあせる)が、体調のよくないときは、話すだけでいっぱいいっぱいになってしまいます。


そして、その体調の善し悪しは、胃腸の状態とリンクしているような気がします。


ひょっとすると、体調のよくないとき(=胃腸の調子のよくないとき)は、セロトニンが不足しているのではないかと勝手に考えたりもしましたが、どうやらそれはあり得る話のようです。



『何度も述べたように、うつ病は脳内のセロトニン量が減少すると発症します。

セロトニンは食物中からトリプトファンを摂取しないと、体内では合成できません。

しかし、いくら多量のトリプトファンを摂取しても、腸内細菌がバランスよく存在しないとセロトニンは脳内に増えないのです。

なぜならば、脳内にセロトニンの前駆物質を送っているのが腸内細菌だからです。

またセロトニンの合成にあずかるビタミンB6、ナイアシン、葉酸などのビタミンを合成しているのが腸内細菌だからです。』

(『免疫力をアップする科学』藤田紘一郎先生 著より引用)



トリプトファン及び含む食品については、こちら 参照(Wikipedia)


”腸から脳内にセロトニンの前駆物質を送っているのは、腸内細菌である”


「そうだったのか・・・」と、無知な私。


腸内細菌をバランスよく存在させることがポイントなのですね。


腸内細菌は、ヨーグルトや納豆、味噌などの発酵食品と、腸内善玉菌を増やし悪玉菌を減らす効果のあるオリゴ糖を取れば、増やせることがよく知られていますが、どうやらそれだけでは、不十分なようです。



『食物繊維は腸内細菌が好んで食べる餌なのです。

食物繊維を多く摂ると腸内細菌も増えます。

その増えた腸内細菌がセロトニンの前駆体を脳に送っているのです。』

(『免疫力をアップする科学』藤田紘一郎先生 著より引用)



「そっか、植物繊維か・・・」と学習した私。


まとめると


発酵食品


オリゴ糖


食物繊維を多く含む野菜


肉類、豆類などのトリプトファンを多く含む食品


これらを、バランスよく摂ればいいということなのですね。


私は、とりあえず野菜中心に食べていればそれでオッケーみたいに考えていましたが、これからは食物繊維とトリプトファンに着目して、食べるものを決めたいと思います。


オリゴ糖については、せっかく買ってきてあるのに、そのまま放置していましたあせるので、ヨーグルトにかけて食べます。


”腸内細菌をバランスよく存在させることが、脳内のセロトニンを増やすポイントである”


こういうことも、自分で試したり、知っていたりすると、クライエントにフィードバックできるので、大切にしていきたいと思いました。



今日も、ありがとうございます!


皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!



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