3種類の応答 (『産業カウンセリング』産業カウンセラー養成講座テキストで学ぶ①)  | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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こんばんは~。


今日は仕事が終わってから、産業カウンセラー養成通信講座の「宿題」と「演習問題Ⅰ」をやっています。


問題を解いていると、各用語の微妙なニュアンスの違いを理解できずに、間違えそうになったりします。


そこで、今は一字一句テキストを見て確認しながら書いている状態ですニコニコ


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今日、問題を解きながら確認したところをひとつ紹介します。


3種類の応答についてです。



事柄への応答


事柄への応答とは、クライエントが話した事柄(事実、出来事、状況など)のなかのキーワードをとらえてクライエントに伝え返すことである。

「内容の再陳述」ともいう。


クライエントは事柄への応答により、自分の話した内容とカウンセラーの理解を確認できる。


例 「今度の職場は部下が50人もいるんですよ」

   「部下が50人も」



感情への応答


感情への応答とは、いま、ここでのクライエントの気持ちをとらえて伝え返すことである。


感情への応答によりカウンセラーの共感的理解がクライエントに効果的に伝わる。

カウンセラーはクライエントの言語的表現だけでなく、非言語的表現(声の調子、話し方、表情、姿勢、動作など)にも注目し、「何を伝えたいか」をつかみ、フィードバックする。


例 「私、みんなを避けてきました。声もかけません。なにか怖いのです」

   「なにか怖い」


例 何度か時計を見るクライエントに対し

   「(時間を気にしておられるようですが)時間は大丈夫ですか」



意味への応答


「意味」とは人生の意味づけ、つまり本人が生きるうえで大切にしている価値観、信条などをいう。

意味は、名誉、出世、仕事、家族、ライフスタイルなど、一人ひとり違う。


意味への応答」は、クライエントの発言から意味をとらえて、クライエントの経験(ある出来事の結果クライエントに生じる思考、感情、行動)とのつながりを明確化し、フィードバックすることである。


例 「あなたには、自分の能力への自信があり、仕事は誰にも負けないという自負があるのですね。(意味)

だから、会社から『戦力外だ』などといわれて、すごく頭にきたのですね。(経験)」


(『産業カウンセリング』産業カウンセラー養成講座テキスト 社団法人 日本産業カウンセラー協会発行 より引用)


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上記の内容は、カウンセリングの現場に限らず、日常の会話において「聴き上手」になるためのヒントでもあります。


こうやって、読んだり書いたりすると頭の中が整理され、分かったつもりになるのですが、


実際ロールプレイをすると、一字一句聞き漏らせない状況で、瞬時に判断して適切な応答を行い続けなくてはならないので、私にとって簡単ではありません。


一瞬一瞬が真剣勝負なのですが、あくまでクライエントが話しやすい雰囲気やリズムを保つことが大切です。


が、私にはまだまだ、そこまでの余裕を持てていないなぁあせる


それに、「ああ!今の発言無かったことにして!」


と、何度も思いました(笑)


とにかく大幅に進化する必要がある私ですが、時間をかけてじっくり身に付けていこうと思います。


やる気はあるので、そこを自分に褒めてあげようニコニコ


まずは、たくさん失敗することじゃ~!


難しく考えすぎても、いかんよね!



今日も、ありがとうございます!


皆さまに、いいことがたくさんありますように!


そして、笑顔がはじけますように!