言葉以外の情報を読み取る (『カウンセリングテクニック入門』で学ぶ①) | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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こんばんは~。


今日は仕事を休んで、リフレッシュデーにしましたビックリマーク


とても楽しくて、嬉しくて、美味しい一日でしたニコニコ


ありがとう~アップ


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さて、今日の夜は、カウンセリングの手法について、いつもとは違った角度から勉強をしています。


カウンセリングの手法としては、「傾聴して上手く応答する」「自己一致の状態で、受容し共感する」といったことが重要ですが、それ以外にもとても大切な要因があります。


コーチングの勉強をされている方にとってはおなじみのものだと思いますが、興味深いデータがありますので紹介します。



『メラビアンの研究によると、われわれが他人に対して抱く印象は55パーセントが表情、38パーセントが声、つまり9割以上が言葉以外の要因によって決定される(Mehrabian 1971)

興味深いことに発言内容の占める比率は最小で、わずか7パーセント足らずであった。

(『カウンセリングテクニック入門』大谷彰先生 著より引用)



このデータからすると、クライアントの発する言葉以外の情報を読み取ることは、とても大切で、カウンセリングを学ぶ上での必須項目であると言えます。


それでは、クライアントの発する言葉以外の情報(=非言語行動の要素)には、どのようなものが挙げられるでしょうか。


本より引用します。



『非言語行動の要素としては、身振り・表情・生理反応および反射・体つきと身体特徴・容姿・声と話し振り・身体スペース・時間概念、の8つが挙げられる。

これらの要素はそれぞれ、クライアントの感情や思考・身体感覚・価値観といった情報を意図的もしくは無意識のうちに伝達する役目を果たす。

(『カウンセリングテクニック入門』大谷彰先生 著より引用)



例えば、同じ言葉を用いた発言でも、意味合いが違っていることがあります。(本ブログ記事は、2012/02/19に変更しました。)


また、話し言葉の中には、ウソごまかしなどもありますので、カウンセラーには、それを正確に把握する技術も要求されると思います。


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今日は、クライアントの発する言葉以外の情報を読み取ることの大切さについて書いてきましたが、それはある程度までは、人との交流において自然に身に付けていくものだと思います。


そして、そこには個人差もありますし、育ってきた環境の違いなども関係していることでしょう。


また、クライアントにも個人差育ってきた環境の違いなどがありますので


カウンセラーとしては、先入観にとらわれずに、クライアントのありのまま観察して解釈することが大切だと思います。


そのためには、やはり準拠枠にとらわれない自分になっておく必要がありますね。


”これまでのこと”よりも、”これからどうなるか”にフォーカスして成長していこうと思います。



今日も、ありがとうございます!



↓内容がとても深くて、繰り返し読んで学びたくなる一冊です。

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