こんばんは~。
今日は、統合失調症について勉強しています。
統合失調症は脳の病気であり、治療は薬物療法をベースにして行われます。
心理カウンセラーは、薬物療法を行うことができませんので、もし統合失調症のクライエントが訪ねて来た場合は、精神科医などを紹介する形となります。
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心理カウンセラーは直接治療をすることはできませんが、統合失調症に関する知識は、持っておく必要があると思います。
クライエントの症状の診断や説明を、正しく行うためです。
ここで、統合失調症の特徴を、本から項目のみ引用して載せますね。(本ブログ記事は、2012/02/19に変更しています。)
一、とても多い病気です
二、若い人に発症します
三、幻聴と被害妄想が現れます
四、治療が有効です
五、経過はさまざまです
六、脳の病気です
七、病気を知ることが、ためになります
(『統合失調症 患者・家族を支えた実例集』林公一先生 著より引用)
本の中の実例を読んで、周囲の方々が、統合失調症という病気を理解することがとても大切だと思いました。
また、小さなことでも勝手に判断をせずに、精神科医に相談することも大切だと思いました。
せっかく薬物療法により症状が治まっているのに、周囲の勝手な判断で治療を中断し、症状を悪化させてしまうケースがよくあるそうです。
これはとても残念なことなので、もし該当するクライエントが訪ねて来た場合は
「勝手な判断で薬物療法を中断せずに、先ずは精神科医に相談を。」
これをお伝えしたいと思います。
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そして、精神科医などにクライエントを紹介する場合は
「もし何かあった場合には、いつでも戻っていらっしゃい。どうしたらよいか一緒に考えますから。」
と、温かく見守るような気持ちで送り出してあげたいです。(こちら 参照)
それを実際にできるようになるためには、たくさんの知識と経験が必要だと思いますが、必ずそれができる自分に辿り着こうと思います。
今日も、ありがとうございます!
↓29の解説付きの実例が載っている、とても読みやすくて分かりやすい一冊です。専門家だけでなく一般の方々に読んでいただきたい本です。
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