お茶の国から 、'1977 初恋 | 猫バカ・ばあばバカ日記

猫バカ・ばあばバカ日記

2014年10月末、13年連れ添ったニャンコが目の前で心臓発作・急死。遺された2匹のニャンコとの日々を綴っていきます。その後、捨て猫の乳母になる

♫ あーあ ああああ あーあ
       ああーあああああー
(by さだまさし 北の国から)


みなさん、ババアは静岡に生まれた訳で…

当然、初恋も静岡で迎えた訳で…

昨日の夜、生々しい初恋の思い出の夢をみたので、記憶が消えぬ内に、ここに記したいと思います。


あれは、小学校に入学した頃…

学区にある複数の保育所や幼稚園から集まった42人のクラス(1年4組)は…

不安で仕方がありませんでした。

隣の席の男の子は、幼稚園出身で、知らない子でした。(私は保育所出身)

自由画帳に、複雑・難解な迷路をいつも描いていました!

新しい環境に慣れなくて、私はいつも泣いていました。

そんな時に、いつも、隣の席の浅原君は、例の難解な迷路を私の机の上に黙って置いてくれました。

その難解な迷路を解いている内に、私の涙は止まっていました。

「キャンディー、君は笑った顔の方が可愛いよ」
                    by 丘の上の王子様

…のごとく、浅原君は泣き止んだ私を見て、黙って笑ってくれました。

私も笑いました。

「この迷路、ゴールに行けるの?」

「まひるさんが笑ったら、ゴールの行き方を教えてあげるね」


~今、思えば、浅原君なりの優しさだった事が分かります。

段々、後ろの席の女の子とも仲が良くなり…

彼女は、自由画帳に私の好きな「キャンディー」を描いてくれたっけ…

一学期が終わり、席替え…

浅原君との席は離れました。

その頃には、私にも友達が増えてきていましたから、余り気にもとめていませんでした。

ある男子が大声で言いました。

「浅原が、まひると席が離れて哀しいんだって!」

ドキドキ!

昔懐かしのヒューヒュー警報が皆の口から鳴りました。

私の王子様が、私と離れて哀しい?

スッゴく嬉しかったけど、皆に冷やかされるのが嫌で、

「私は、何とも思ってないもん!」

と叫びました。

何故か、涙出ちゃったけど…

そして…

「おいおい!まひるに振られて、浅原泣いてるぞ~」

冷やかされたのが我慢ならなかったのか…

何だったのか分からないけれど…

浅原君は泣き始めました。



7歳の頃…

今の子ども達とは違って、スレてない昭和の子ども…

それでも、日々、楽しい事はいっぱいあり、

そんな出来事はなかったように、月日は経ってゆき…

3学期…

席替えのくじ引き…

確か…私の隣になる子は他の子だった気がしたけど…

浅原君が、隣の席に自分の荷物を運んできました。

何だか、心が浮き立つ気持ちになりました。

入学時とは違って、沢山、おしゃべりしました。

浅原君は頭が良くて…

いつも、分からない算数を教えてくれました。

「すごいな、すごいな」

だけど…浅原君は言いました。


「まひるさんは、足が速くていいよね」

「僕よりも速い。僕は男なのにね」

「それに、僕よりも背が高いし羨ましいな」


私は、クラスの中でも身長が高い方で、それがコンプレックスだったんだけど…

わたし的には、小ちゃくて可愛い女の子になりたかったよ…

浅原君より、デッカい自分が嫌だった気がします。


そんなこんなで…

私達は2年生に進級しました。

クラス替えはなく、持ち上がりです。


4月は出席番号順だから、やっぱり隣の席は、浅原君でした。

ただただ、普通に2年生も終了し、クラス替えになり、私は3年6組、浅原君は3年1組になりました。

その後の2年は、楽しい女友達との付き合いが楽しくって…

浅原君の事を思う日々からは遠ざかりました。





PS. 猫ブログではなくてごめんなさい

ババアの思い出に付き合っていただけたら嬉しいです。