いじめや物隠し、器物損壊や暴言暴力など、今年はとにかく相談内容がハードになった感触があります
総じて言えることは、上手くいかなかった指導が繰り返されること
例えば
いじめや物隠しが起きる
↓
学年集会で先生が一方的に説教
↓
また起きる
↓
またまた説教
↓
また起きる
の無限ループ♾
この繰り返しでは、子供たちのSOS(問題行動)はエスカレートしていきますそりゃそうだ。
先生方が効果がなかった指導方法を繰り返すのはなぜでしょう。
①その指導法しか知らない
②自分ならば聞き入れるから上手くいくはず
③指導していた事実が大事と思っている
④子供は先生の言うことを聞くと思っている
⑤何をしても解決しないと無力感を感じて諦めている
何よりも、先生に
イジメられる子に理由があるから仕方ない
などと心の奥で思っている場合は、決していじめは無くなりません。
不登校も同様。
諦めて子供のせいにしたくなるほど先生も追い詰められているのでしょう。とは言え、他責が常識になりつつあることに危機感を感じています。
先生には細々と指導法を伝えるだけではなく、耳に痛くても大元を指摘したり問うたりしながら、あとはご自身が考えて行動を変えることが、私の目指す所です。
一回で上手く方法はあっという間に役に立たなくなる方法であることは多々あります。
ハウツーに走っちゃならないのです
教育は人なり
深いところで繋がっていける心理職でありたいと思います。
イジメや靴隠しへの指導を一言で言えば、
聴く
から始まると思います。
行動(いじめる)の奥には、必ず理由があるのですね。そこを知れば、必ず方向性が見えてきます。
通り一辺倒な指導は逆効果