仕事では、ご自身で気付いていただけるように、愛を込めてお話を聴き、伝えて、また訊く。。。のですが、どうしてもその方法は間違っていると毅然と伝えねばならないことがあります。


それはマルトリートメント(不適切な関わり:広義の虐待)です。

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過去に保護者数名、先生にも数名、愛を込めて叱らせてもらいました。ありがたいことに、みなさん改めてくださいました。


私が感じたのは、心の内では間違いに気付いていらっしゃって、止めるきっかけが欲しかったというところでしょうか。

そして周囲に困り感を受け止め一緒に考える味方がないと、素直に受け入れられないし、また繰り返してしまうことが多いなと。


だから、周囲がマルトリートメントに気付いていているのに何もしないのは1番悪いこと。もちろん気付かないことも罪。

管理職や同僚が気付かないことは、組織的な問題なのです。


子供からしてみれば、「大人は気付いていても、助けてくれない」と奈落の底に突き落とされるような裏切りと感じてしまうでしょう。

いじめの傍観者と同じですね。


先日は、きちんと介入してくださった中学校の先生にお会いしました。感謝愛


一方、見て見ぬふりをする先生たちの言い分は

相手が年長者だから

私の立場では言いにくいから

なんて伝えたらいいのか分からない

間違っていたらどうしよう

私がやるべきことじゃない


つまり自分のために口をつぐんでいると。

これでは子供を救うことなんてできません。

出来ない言い訳を考える暇あったら、

どうしたら出来るのかを考える

我ながら厳しいけれど、これは自分にいつも投げかける言葉です。


夏休みは家庭内でのマルトリートメントが増える時期。周囲が気付いて声をかけることを躊躇しない。気になるご家庭にはぜひ事前に介入を。


忘れてはいけないのが、困った保護者も先生も実は困っているということ。

子供を助けたければ、まず大人から。



この夏、マルトリートメントによって命を落としたり心身が傷付けられたりする子供が居ませんように。


私に出来ることを1つ1つ。