アンメット ことばの肝要 | kokorono-yoridokoroのブログ

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無常の世の中にあって 変わらないものを知る 人生の旅路

昨日書ききれなかったセリフがある

役者さん初め製作スタッフさんも とても大事にされていたので
別に書こうと思っていた

ミヤビが倒れ 脳梗塞完成まで一歩手前であることが判明する

(三瓶先生)
今後このまま入院しますか?
特に治療はしていないので自宅療養もできますよ。

僕も少し休みをとります 一緒にいませんか?  

(ミヤビ)
はい

ミヤビの家での共同生活が始まり ミヤビがごはんを作る

(ミヤビ)
おいしいですか?   

(三瓶先生)
おいしいです

(川内先生)
おいしいともっと幸せになれます


回想シーン 初めて会った ケープタウン国際会議
その後
三瓶先生は新型ウィルスに感染してしまう 

ミヤビは三瓶先生に付き添うため 婚約者だといい(嘘)残らせてもらう

高熱で仰臥位で寝込む三瓶先生に
『大丈夫です』とミヤビは三瓶の手をしっかりと握る 

その後 三瓶は回復し
日本に帰ることができるのか 不安な状況下での二人の会話
三瓶は重度障害のあった兄の話をとつとつとする
兄は施設に入ったが、目に見えない所に追いやっただけだった 心の奥にしまいこんでいた
辛い記憶をミヤビに話す

(三瓶先生)
不安じゃないですか?

(ミヤビ)
不安です でも自分の中に光があったら 暗闇も明るく見えるんじゃないかなって
だから お腹がすきます

(三瓶先生)
川内先生 僕と結婚してくれませんか?

(ミヤビ)
はい

(ミヤビが差し出したグミを食べる三瓶先生とミヤビ)

(ミヤビ)
幸せですか? 

(三瓶先生)
はい



ミヤビが自宅内で目を覚まさない
脳梗塞が完成したと思われた

病院に搬送され緊急検査の結果 脳梗塞は完成しておらず
低体温症がみられることで 低体温を維持したまま 血流遮断をする
そして大迫教授と三瓶先生が同時に両側から縫合することで
ノーマンズランドに手をつける決断をする 

~手術後ようやく目を覚ますミヤビ~

(三瓶先生)
川内先生 分かりますか?

(川内先生)
分かります




『はい』
『分かります』
『大丈夫です』

心の頷きを伴う言葉


文字だけでは伝わりにくいですが

心が頷く 

このいのちが 願われていることが 分かるということなんですよね

自覚的にわかろうと わかるまいと


『アンメット』や『光る君へ』という作品は

今の時代を生きる人への プレゼントかも知れないですね


国営放送でさえ 仏様に手をあわせるシーンが 数えるようなカットしかない
陰陽師はでてくるが 仏であったり僧はでてこないし……
道長といえば 歴史の教科書にもでてきますし 学者さんも最近では首をひねっている


しかしながら こういったドラマが注目されるのは

なぜなのか……

いのちに願いがある

そのいのちの しずかな叫びのようなものを感じるのは わたしだけではあるまい


バカにされてもいいのだが

心のどこかで忘れないでほしい

仏様は 常にあなたを みまもってくださっていることを


自分の中に灯りがともる

千年の暗闇も 一たび 一筋の光がさせば

生きていけるのです


そういう人が一人いたなら

影となっている人の心にも やがて灯がともされる

今の自分が明日に繋がり

その明かりは 無限大に広がってゆくのです