以前ネグレストを親にもつ人の特集をみたことがあった
薬に手をそめた母親が 自分をTeenの頃に身ごもり その後も 薬はやめられなかった
子供の頃の記憶は残っていて 仲間の家も似たりよったりで それがこの世の標準だと思っていた
誇張された世界ではなく それは 実話だった
彼はその後 自分を受け入れてくれるピッタリの職業につき 壮絶な過去を振り返っていたのだが
注目すべきことは
自分が生きてきた世界が 普通だと思っていた
そうでないことを知った時の方が 驚いた ということ
そして 取材中 自分の母親について 全く悪口を言わなかったこと
子供は不思議なことに
親を嫌いになれない だからこそ もがき苦しむことで 自分を生かすこともある
何かを否定しないと 自分が生きられない
でも 本当は 親がすき 矛盾しているようで 矛盾ではないのだ
嫌いと言ったとしても 嫌いではなかったりする 内実を包含していることを忘れないでほしい
正しい人だけが親の資格がある などと言われたら
放棄しなくてはならない親がどれだけいるのか……
子供との関係をたったら 自分ではなくなる
子供はあなたが嫌いです というポーズをとっていたとしても
そうではない
世の中にあることで 信じられることは余りないかも知れないが
親と子の絆は そんなに簡単にこわされてしまうものではない
子供は ずっと待っている
その叫びが 聞こえないフリをしていては
自分もまた 生きたしかばねになるだけだろう
毎日のように パリピを繰り返しても
虚しさだけが残る
子供は 親を待っている
いやだと言葉ではいいつつも
待っている
それを 信じることで 踏み出せる一歩がある