自分なんかどうなってもいいんだ。
自分なんかいてもいなくても同じだ。
そのような状態では人を思いやれません。
人を思いやる心を育んでいくためには、
自分は生きるに値する人間なんだという、
健全な自尊心が欠かせないはずです。
誰もが間違いを犯したり人を傷つけますし、
誰かと比べられて嫌な思いもするでしょう。
そして、与える痛みや受ける痛みを知るのです。
人から好かれ喜んだり、人から嫌われ悲しんだりと、
対人関係を通じて味わう喜怒哀楽も味わうでしょうが、
人を赦せる寛容な心を持てるのも自尊心があるからです。
子供の自尊心には親の視線が影響するものですが、
強烈な光は眩しすぎて感情が不安定になりがちですし、
やわらかい光は安心できて優しい気持ちにしてくれます。