私たちは自分の過ちを素直に受け入れようとせず、
ああだったから、こうだったからと理由を付けては、
自分がしてきたことを認めたがらない習性があります。
自分以外の人を裁くことをやめようとしない間は、
同じような言い訳の繰り返しが続くでしょうし、
頑固な心を柔らかくするのは難しいかもしれません。
人との距離感や人との関係を築いているのも自分です。
人に見切りをつけるかつけないか決めるのも自分です。
自分で自分を悔い改めて生き方を変えるのも自分です。
日々の生活に追われ、将来への希望を見出せず、
自分のいるべき場所から遠く離れてしまった時には、
自分が自分との関係を見直すべきタイミングでしょう。
自分には何もない、自分には価値がないなどと、
自己憐憫から抜け出さずにいる時間は楽でしょうが、
一生、心の空洞を背負っていくことは大変でしょう。