体の傷は治っても心の傷は治りにくいものです。
そして、心の傷は何年たっても疼くことがありますし、
その度に自分を責めたり誰かを憎んだりするのです。
自分はダメな人間だと思い込んでいる状態が続いていて、
自分自身を必要以上に値踏みしている人もいるでしょうし、
罪悪感や後悔を何度も何度も味わってしまう人もいます。
いま、自分のことを自分がどう思っているかは、
未来の出来事にも大きな影響を及ぼすものですし、
セルフイメージが人生を左右する鍵にもなるのです。
自分を不幸にしているのは他人ではなく自分なのです。
自分自身に対して間違った認識を持ち続けている人は、
本来の自分ではないような行動をしたりもするでしょう。
“コミュニケーションが苦手な自分”というセルフイメージは、
人間関係を豊かにしていく大きな妨げにもなるでしょうから、
“不器用ながらも人を愛する能力はある自分”にすることです。