私たちには良心が与えられていますから、
正しい方向を歩んでいる時は心が平安で、
悪い思いがよぎると胸が痛むのが正常です。
間違った方向に歩むことに慣れてしまうと、
自己中心的な解釈で自分を誤魔化すので、
胸が痛んでいないような錯覚をおこします。
しかし、ボロはいつか出るものですから、
自分を誤魔化しきれないことに悩んだり、
さらに悪い方向に歩み出すかもしれません。
与えられている良心が正常に機能すれば、
あと少しの所で思いとどまったりしながらも、
自分への言い訳を消していくことができます。
みんながやっていることだからいいだろう。
自分だけじゃないという言い訳が浮かんだら、
悲しませてしまう人を思い出してみましょう。
間違った道を歩むと悲しむ人がいるのなら、
その人のために思いとどまるのが人間ですし、
人間は、一人で生きているのではないのです。