長所は、互いに励まし合うためにあり、
短所は、互いに支援し合うためにあり、
互いに愚かだから共存できるのでしょう。
ひとりひとりには違った才能がありますが、
自分の才能には自分で気づけないので、
互いの鏡となる友人や家族がいるのです。
自分に似たような人に苦手意識を抱いたり、
自分と同じような欠点を特別に嫌ったりして、
自分が持っていないものに魅力を感じます。
そのような性質を持たせて造られた私たちは、
他人との関係を通じてステップアップしていき、
それぞれの段階に応じた課題が与えられます。
だから、魅力のない人がいるのではありません。
相手の魅力を引き出せない自分がいるのですし、
人は、関わる人によって自分の魅力を知ります。
相手のすべてを知るには人生は短すぎます。
他人の短所を探し続けて人生を終えるのか、
長所探しを、宝探しのように楽しむかでしょう。