誰にでも助けてほしい時があるものですが、
期待していたところから助けが来なかったり、
意外なところから助けが来ることがあります。
助けてもらえる資格がないのに助けられると、
相手の一方的な憐みに驚いたり感謝したり、
自分の浅はかさに気づかされたりするのです。
誰かの好意を無にしないよう最善を尽くしても、
自分の力不足で機会を失うこともあるでしょうが、
ご縁がどこに繋がっているかは不思議なのです。
自分が良かれと思って始めたことがピンチを招き、
あまり気が乗らなかったことが軌道に乗ったりと、
意外な経験をさせられるのも私たちの人生です。
ですから、どのような相手であろうと見下さずに、
自分の得だけを考えて行動しないようにしながら、
誰の役に立ちたいのかを考えることも大切です。
自分に都合の良いことだけが起こる人生はなく、
見返りを求めない奉仕の中に運が潜んでいたりと、
自分の謙虚さと傲慢さを常に試されているのでしょう。