断定的な口調で、決めつけるように言われると、
言われた方は、ムッとして嫌悪感を抱くでしょう。
断定的な言い方が、鼻についてしまうからです。
そして、正しいことを言う時ほど相手に配慮し、
素直に受け入れられる体制を整えてもらうことで、
本来の話の目的を達成することができるのです。
他にも考える余地があるような曖昧さも必要です。
上から目線で、物事に白黒つけるような言い方は、
それが正論だとしても、抵抗を感じてしまうからです。
自分の弱みを出すことに抵抗を感じる人ほど、
時に間違うこともあるという人間らしさを見せず、
必要以上に強がってしまいがちかもしれません。
なんでもかんでも、スッパリ決めつけたがる人は、
いつか自分の周りに誰もいなくなる危険性があり、
自分で人を遠ざけていることに気づけないものです。
近寄りやすい雰囲気を作ることも大切ですし、
互いが本音で語り合うからこそ生まれるのが、
今まで思いつかなかったアイデアなのでしょう。