知っていることと、行なっていることが一致せず、
頭でっかちになりすぎて、動けない状況に陥ると、
自分の感情と行動も一致できずに苦しむのです。
教わって覚えたことはすぐに忘れてしまいがちですが、
体験して覚えたことは忘れようとしても忘れないように、
私たちが身に付けている知識の質というのは違うのです。
話を聴いて感動しても、参考になった気がしていても、
実際に自分で行なってみた時に感じる思いというのは、
聴くと見るとは大違いな場合もあって当然なのでしょう。
うまくいかなかったらどうしよう…と考えて動けないのか、
もっと楽に簡単にできる方法を探したくて動けないのか、
知識と行動が一致しない理由も、いろいろあるものです。
何が幸いするか、何が災いするか分からないのですから、
目先の結果で一喜一憂を繰り返すことよりも大事なのは、
慎重になりすぎないで試してみようとする気構えでしょう。
私たちは、教わったりアドバイスを受けただけで、
簡単に成長することなどできなくて当然なのですし、
結果が良くても悪くても、行ないが財産になるのです。