今日という日は誰かの生きられなかった明日 | ゆーみんの“幸せの天才になろう”

ゆーみんの“幸せの天才になろう”

観音舞の伝え手、グラフィックデザイナー。表現することがライフワーク。音楽や舞で地球とつながって、笑い声でいっぱいの地球にしたいな。



10歳の末娘からおすすめされた本


とにかくいいから読んで〜あんぐり と



多くは語らない娘


本を開くとなんと戦争のおはなし



戦争で徴兵され、絵を完成出来なかった

画学生の慰霊のために建てられた

『無言館』というところが長野にあるのだそう


目次見て無言館のとこだけでも読んで!と

かなりの無言館推しで

おすすめされ読んでみると


内容は男の子の成長ゆえの

心の中にある戦いと

自立へ歩みを進める話



男の子が無言館で得た体験と


その場所を大切に思っている

おばあちゃんの


せつなく悲しいけれど

でも優しくあたたかな昔語りが胸にひびく


画学生のやり残した想いを通して

戦時下

覚悟はあれども

誰も生きることを諦めきれない

ということについても書かれていて


思わず一気に読む



児童書ってこんな深いの??


字も大きくてやさしい文体なのに

伝わるものはとっても大きくて


末娘とは何がよかったから勧めてくれたのか

言葉では大してかわしてなくて


本人も言葉にはできない様子



だけど、同じものを読むことを通して

同じ心のひだにかなりリアルに触れた感触


きっとこの感覚を胸に味わったのかな?って


時間も空間も超えて娘と話をしたみたい


こういう感覚の交流の仕方もあるのかと

成長してきた娘との

暮らしの中でのやりとりが


たまらなく愛おしく

また、おもしろい花