心理カウンセラーの藤木ミホです。
「カウンセリングを受けたいけれど、お金がないんです」
カウンセラーとして活動を始めると、このように話す方に出会うことがあります。
特に、体験カウンセリングを受けた方がおっしゃることが多いように思います。
「この言葉の背景には、何があるんだろうか?」
その場で考え込んでしまうカウンセラーもおられます。
言葉の背景を単純に想像すると、「断りトーク」ということが考えられます。
断りトークとは、カウンセリングを受ける気はないという意思表示として「お金がない」と言っているだけということです。
しかし、「カウンセリングを受けたいけれど、お金がないんです」という話をされる方の中に、大きな心理的問題を抱えている方もおられます。
一体、どのような心理的問題を抱えているのでしょうか?
今日のブログは、その心理的問題を一つお伝えしたいと思います。
次の4コマ漫画をご覧ください。
「汚部屋掃除人が語る命が危ない部屋」という漫画の一本です。
この漫画は、主人公、「お部屋掃除人のみなみさん」の汚部屋掃除の仕事ぶりと、依頼者とのコミュニケーションを描いている漫画です。
マンガの作中に、カウンセリング同様、掃除人みなみさんの提示した見積もりに対して、「そんなお金ない~」と依頼者が主張する回があります。
この4コマ漫画に描かれる依頼者は、買い物依存症の可能性があります。
この話と同様に、「カウンセリングを受けたいけれど、お金がないんです」と話す方の中にも、買い物依存症かそれに近い状態の方がおられるのです。
それはつまり、買い物をやめたら、カウンセリング費用が捻出できる可能性があるということです。
ここまでお伝えしてきたように、「カウンセリングを受けたいけれど、お金がないんです」という方の中に、買い物依存症やそれに近い状態の方がおられます。
もしその状態を抱えているなら、それは大きな問題と言えるでしょう。
さらに、「お金がない」と話す方の中には、「現状認識能力」と「現実対応能力」が、かなり低くなっている状態の方がおられます。
実は、それも大きな問題なのです。
たとえば、
・自分が追い込まれている状態を把握し
・何に取り組んでいけばいいのか
・何をやめたらいいのか
・項目を挙げて、順番をつけて取り組む
このようなことが出来なくなっているならば、それも大きな問題なのです。
現状認識能力の低下、現実対応能力の低下も、「カウンセリングを受けたいけれど、お金がないんです」と話す方の背景にあるかもしれないのです。
今日ご紹介した4コマ漫画を読んで、「なぜ、そんなに買い物するの?」と疑問を持つ方もおられるでしょう。
誰にでも当てはまることに、「買い物するとテンションがあがる」「元気がでる」という現象があります。
それはつまり、買い物をしたら、脳に強い快感が広がるということです。
強いストレスにさらされている方や、気持ちが落ち込んで辛い方は、一時的にでも元気や快状態を感じたいと思います。
そして、元気や快状態を感じるための手段として、買い物をすることがあります。
さらに、それが脳の習慣になっていると、
「ストレス→買い物」
「落ち込み→買い物」
これらが反射的に行われるようになり、さらに脳の習慣を強化していきます。
最終的には、冷静な思考力が働かなくなり、ちょっとしたストレスや落ち込みを感じただけで、自動的に買い物をすることになります。
そして、家の中が使わないもので一杯になっていくのです。
その結果、いざ、その状態を脱出する手段であるカウンセリングを受けようとしても「お金がない」ということになるわけです。
さて、今日のブログは、「カウンセリングを受けたいけれど、お金がないんです」という言葉の背景の一つとして、買い物依存症についてお伝えしました。
単なる「断りトーク」ならばそれでいいでしょう。
しかし、その言葉の背景には、大きな問題が隠れているかもしれません。
カウンセラーを目指す方は、そんな時の受け答えの想定もしておくことをおすすめします。
必ず、将来のカウンセリングの現場で役に立つと思います。
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