大阪イチやさしいNLP教室のNLPトレーナーの藤木ミホです。
このブログは、カウンセラー・コーチ開業をお考えの方にお読みいただいています。
カウンセリングやコーチングのスクールや教室を卒業された方に、時々次のような質問をいただきます。
「どこまで勉強したら、開業してもいいのでしょうか?」
この質問には、一言でお答えする事はできません。
人によって違うからです。
また、「どこまで勉強したら」という基準で考えるのもお勧めできません。
「自分をどこまで鍛えられたら」という基準で考えることをお勧めします。
その基準で開業のタイミングを考えると、開業後つまづく事を避けられます。
安易な資格スクールなどでは、開業のタイミングについて、「資格取得していただく地点を目安に」と、進路の担当者に言われるかもしれません。
しかし、その資格が、誰でも満点が取れるペーパーテストや、出席率によって発行される資格なら、カウンセリング・コーチングを仕事に出来るかは不明です。
ですから私は、「資格取得が開業タイミング」という考えは、安易で危険ではないかと疑問視しています。
そこで今日は、私が考える開業の目安についてお伝えします。
〇開業の目安
次の図が、私のカウンセリング講座でお伝えしている、開業の目安についてです。
また、「知っている」「できる」「している」の違いをお伝えする時にも活用する図です。
開業の目安は、習慣の壁を超えた「している」状態に入ったタイミングです。
「知らない」は、カウンセリング・コーチングの教室に入門する前の状態です。
「知る」は、座学を通して知識を得た状態です。
「やってみる」は、教室での実習を行ってみる状態です。
「わかる」は、実習を通して、コツがわかったり、知識が体験としてわかったりする状態です。
「できる」は、実習を繰り返し、教室で上手くできるようになった状態です。
「している」は、当たり前にカウンセリング・コーチングが出来て、応用の対応も可能な状態です。
〇開業失敗のケース
開業して失敗される方は、どのタイミングで開業されていると思われますか?
もう一度先ほどの図をご覧ください。
開業して失敗される方は、上記のイラストの「やってみる」という段階で、開業されています。
教室で教科書に載っている手順を踏まえて行う、クラスメイトとの実習を「やってみた」地点です。
実習が、たまたま上手く進んだので、「もう出来る!」という錯覚が生じる方がおられるのです。
これは、生まれて初めて、料理教室に行って、オムレツを作ってみて、「これでオムレツ屋を開業できる!」と思うのと同じです。
これでは、開業しても上手くはいきません。
また資格スクールでは、実習を「やってみた」段階で、資格が発行され、卒業のタイミングだという事もあります。
そのため、「資格も出たし、卒業も出来たし、私はカウンセラー・コーチとしてやっていける!」という錯覚を持つ方もおられるのです。
やはりカウンセリング・コーチング開業は、習慣の壁を超えた、「している」段階がおすすめです。
「知らない」から「している」状態まで、どの位の期間の学習と訓練が必要になるかは人によって違います。
また、スクールや教室によって、学習と訓練の内容が違いますし、どの地点を目指すのかも違います。
例えば、カウンセリングやコーチングの知識が得られる通信講座の目標地点は、「知る」です。
気づきを得る事が趣旨の教室なら、「わかる」が目標地点です。
カウンセリングやコーチングで、開業したい皆様には、ぜひご自分を「している」状態まで育てられる教室を探して頂きたいなと思います。
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