大阪イチやさしいNLP教室のNLPトレーナーの藤木ミホです。

 

 

NLPには、観察力(キャリブレーション)という項目が登場します。

 

思考や感情などと結びつけず、ただ五感(見る、聴く、触れる、嗅ぐ、味わう)で対象を観察することを指します。

 

自分や相手の変化を捉えるスキルです。

 

自他の観察を繰り返すうちに、あまり使わなかった感覚器官が活動をはじめ、これまでよく使ってきた感覚器官が、より広く深く微細な働きをするようになります。

 

 

 

〇ものすごい観察力の背景にあるもの

 

しかしNLPに参加される方の中に、訓練をしなくても、ものすごい観察力の高さを示す方があります。

 

それは子どもの頃から、

 

・常に不安でいた方

 

・人の顔色をうかがって生きてきた方

 

・空気を読んで生きてきた方

 

です。

 

つまり大変過酷なサバイバルな環境でなんとか生き抜いてきた子供時代を持つ方が多いのです。

 

 

 

 

もともと感覚器官に敏感さと繊細さを資源として持ち合わせていたところに、家庭内で起きるあれこれに精神的に極限まで追い詰められることで、とてつもない観察力を高めていくしかなかった方なのです。

 

 

〇サバイバルな環境を生きるとは

 

・父と母、親と祖父母の仲が悪く、いつ家庭の空気が悪くなり、怒号が響くことになるかにびくびくして生きていた。

 

 

・親の機嫌で体罰を受けるので、いつ親の不機嫌スイッチが入るかとビクビクして生きていた。

 

・親の機嫌を損なわないように、いつも顔色をうかがって生きていた。

 

・失敗したり、間違ったことを言うと、叱られたり、ヒステリックに「あざわらい」ながら人格を否定されるので、いつもとても緊張して生きていた。

 

 

いつもビクビクして不安で、緊張して生きてきて、さらに顔色をうかがい、空気を読むことに全神経を集中させてきたために、観察力がほかのNLPの参加者より高いのです。

 

なんとも痛ましい観察力です。

 

不安から他者を観察することをやめて、ゆったり生きていただきたいと思うのですが、NLPの必須項目ですから、「観察」をお伝えしないわけにはいきません。

 

コースの修了までに目指すのは、不安から観察したり、ビクビクおびえて観察したりするのでなく、「ただ観る」という状態にいられるようになることです。

 

 

〇不安と条件反射からの脱出

 

不安からの観察は次の思考が条件反射で付いてきます。

 

・相手は私をどう思っているのだろう?

 

・こんなことをしたら怒らせるのでは?

 

・これから何か恐ろしいことが起こるのでは?

 

・相手がこうしたということは、私は○○してあげないといけないのでは。

 

・この質問に対して、どう返すのが正解なのだろう?

 

・今どういう受け答えが正しいのだろう?

 

このことは、その人が自分を失くし、なんとか相手や場がうまくいくように必死で行動を今日まで続けてきたことを示します。

 

 

相手やその場が、ご機嫌でいい雰囲気になるように、条件反射で全身全霊を尽くしてしまうのです。

 

もう一つコース修了までに目指すのは、この条件反射からの脱出です。

 

 

誰もが「自分の機嫌は、自分で取るもんなのだ。」と自然に思うあたりまで来れたら理想ですね。

 

 

〇自分を観察する

 

脱出をするためにコース内でいったい何をするのか?

 

ひとつ方法を紹介します。

 

それは、自分を観察するという事です。

 

別の言い方をすると、「自分に立ち戻る」ということです。

 

他者を観察して、自分以外のまわりがうまくいくために必死で行動する時って、自分を失くしている時なんです。

 

自分の観察のポイントとは、

 

・自分が今、何を観ているのか?

 

・自分は今、何を感じているのか?

 

・自分はどうしたいと思っているのか?

 

まずは、この三点です。

 

これは、自分を大事にすることでもあります。

 

 

・自分を不快な場やつらい状況から距離をとってあげることができる。

 

・安心の中に自分を置いてあげることができる。

 

次にこれができたらいいですね。

 

 

しかし時に、これまで安心を感じたことがないから、安心とはどういう状態がつかめないことがあります。

 

一つの目安は、その人の少し体の力が抜けて、自分を観てあげられるゆとりがあれば、それは他人を観察して自分をすり減らしていた時よりも、ずいぶん安心な環境にいるということです。

 

 

NLPは、本を買って読んだらそれでいいという方もありますが、観察力のページを呼んでも、痛ましい観察力を育ててきた方は、書籍の内容にさらに追いつめられるだけです。

 

それは、これまで観察し続けて、自分を失くし続けてきたからです。

 

身に覚えがある方は、NLP本に頼らず、セミナーに参加していただきたいと考えます。

 

人の顔色をずっとうかがうのがつらくてセミナーに参加したくない方もいらっしゃるかと思います。

 

しかし、私がお伝えするNLP教室は、痛ましい観察力を捨て、あなたが自分に立ち戻る場として開催しています。

 

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

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