大阪イチやさしいNLP教室
NLPトレーナーの藤木美保です。
NLPには、アウトカム設定といいまして、
望ましい未来、ゴールを明確にする実習があります。
そこで、
・何にもないです。
・特にないです。
・この設定つらいです。
などなど、訴えがあがることがあります。
嬉々として、
未来の欲しい状態を設定している参加者からすれば、
なぞの訴えのようですね。
実は、上記をおっしゃる参加者は、
未来のゴール地点を
何かの補償としてとらえていることが
あるのです。
・ちゃんとした母親ではないかもしれない。
・自分は、厄介者かもしれない。
・自分は馬鹿かもしれない。
↓
↓埋め合わせないと!
↓
・ちゃんとした母親とみられるように頑張ろう。
・ここにいてよいと認めらえるように、頑張ろう。
・馬鹿と思われないように頑張ろう。
↓
↓補償行為に走る。
↓
・よい母親と言われるために●●する。
・厄介者と言われないために、●●する。
・馬鹿でない証明のために、●●の資格を取る。
賢明なNLP受講者の皆様は、
これらがアウトカム設定とは違うものだと
ご了解いただけるでしょう。
根底に自分には価値がないという思いがあって、
自分に価値を感じるために
不毛な行動をしていますね。
補償行為は、「過剰さ」を伴うことがしばしばあります。
(ワーカホリックの方は、補償行為で仕事をしている可能性があります。)
補償行為は、欠落を埋め合わせるための行動ですが、
恐ろしいことに、補償行為では、穴が埋まることはないのです。
アウトカムの設定をしようとすると、
例えば次のような発想が起こるでしょう。
・子どもたちと豊かな時間を過ごしていこう。具体的には、、、
・集団の一員として、自分の能力でもって貢献度を上げていこう。具体的には、、、
・希望の職に就くために、●●の勉強をして、資格取得をするぞ。具体的には、、、
ね。
この発想には、穴埋めの過剰さや悲壮感、自己否定感、振り絞る感じがなく、
代わりに、喜び、わくわく、自己の肯定、突き動かされるようなエネルギー、湧き上がるパワフルさが感じられます。
アウトカム設定が、
できなかった、
つまらなかった、
つらかった、
思い浮かばなかった(燃え尽きている可能性が)
という皆様は、
自分が補償行為にはまっていないか要確認です。
で、どうしたらいいかというと、
早急に無価値観に対応する必要があります。
これについては、またいつか。
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