2冊の本を借りていました。
現代思想入門(千葉雅也著)
植物と叡智の守り人(ロビン・ウォール・キマラー著)
どちらも道場の先生が紹介されていた本です。
近くの図書館には蔵書がなく、県内の図書館から取り寄せてもらい借りることができました。
届いた本の厚さを見て、2冊同時に借りたことを後悔しましたが、
ちょうど年末年始にかかる頃だったのでゆっくり読もうと思いました。
図書館も、本屋さんも、本も読書も好きです。
しかし恥ずかしながら、買って満足してしまったり読書に集中できずなかなか読み進められなかったりします。
図書館で本を借り、返却の締め切りができるおかげで読むことができた本が今までにもありました。
結局2冊とも読み切らずに返却日を迎えてしまったのですが、ここまでの感想を書いてみようと思います。
「現代思想入門」は手のひらサイズだったので、カバンに入れて外で読みました。
入門というだけあって、難しい内容を知りつくした著者が、それを知らない私たちにも伝わるように、理解できるようにとおりてきてくれているような知的な優しさを感じながら読みました。
少し、ものの見方をひろげてみませんか?こんな風に捉えたら面白くないですか?
そうかみ砕いて教えてもらっているようでした。
それでも難しいのですが・・・、今まで教わってきたことのこういうことを言っているのかな、と思う部分もありました。
「グレーゾーンにこそ人生のリアリティがある」
という見出しは、黒パターンと白パターン、そのグラデーションについて学んできた自分にとっては納得でき、そうでありながらあっちかこっちかと考えがちな自分にもガツンとくる言葉でした。
「植物と叡智の守り人」は辞書のようにずっしりした本でしたので、家で読みました。
第何章、という言葉を使うかわりに
スイートグラスを植える→育てる→収穫→編む→燃やす
と話が進んでいきますが、植えるところまでしか読めませんでした・・・
クラスの仲間から一年くらいかけて読んだと聞いたので、自分が読み切れなかったのも納得でした。
それでも、植物に向けられた愛や軽やかさのある文章が読んでいて心地よかったし、著者のルーツであるネイティブアメリカンの言葉についての話も興味深かったです。
印象に残っている言葉は
「この世界を贈り物に変えるのは人間の視点である。そういう視点で世界を眺めれば、イチゴと人間はどちらも変容する。」
イチゴもそれをどう扱うか、捉えるかで変わる。そしてそれを扱ったり、捉える人間も変わる。
こういうもの、と決めてしまわない見方にひかれました。
2冊とも、まだ読みたいと思いました。
借りることもできますが、今回は「現代思想入門」を購入して続きを読んでみることにしました。
引き続きカバンに入れて読んでいます。
いつ読み終わるかな・・・
(家では先日知り合いにいただいた本の続きを読んでいます(´∀`*))