昔、昔のお話ですが、




若かりし頃、夜、眠れないことが良くありました。



その理由(悩み事)は色々なのですが、



お布団に入る時から、


今日は眠れるかな~。と思い、


気が付けば、それはそれは色んな事を次から次へと考えていて、


もう寝たいのに眠れない。。


どうやったら眠れるのか。。


眠れないなら、眠くなるまで起きておこう・・・・でも、やっぱり、眠れない。。。




大体が、こんな感じでした。


これ、辛いですよね。




でも、一度だけ、忘れられない経験があります。




それは、「寝る」と決めた瞬間、あっという間に寝ていたという経験です。


「寝る」と決めた次の瞬間、何が起こったかというと、


目の前(実際は目を閉じています)に写る白い霧のようなベールのようなものが、


スルスルスルっと、小さな黒い穴の中に入って行ったんですね。



すると、白いソレが穴に入ってしまうと、目の前が真っ暗になって、その瞬間、


寝ちゃったんです。



白が黒に転じた瞬間です。



朝、目覚めてから、不思議な気持ちだったことを覚えています。




これ、今思うと、


陰陽のマークみたいだし、


極めれば転じる (闇も極めれば、光になる)とか、


ただ、寝ることを「決める」「決断する」「選択する」とか、


何だかとても意味のある智慧が一杯だな~って感じます。




そして、最近、気が付いたんですが、


私、寝る時に、


お布団に入ってから、


「おやすみなさい」って、小さな声で言ってるんですね。


言おうと決めたわけではなくて、言っている自分に気が付いたんです。


そして、例えば、


「今日の一日の出来事を綺麗にリセットします。」とか、

「今日の私の、もう必要ではない記憶をリセットします。」とか、


そんなことを呟いて寝ています。



朝一番のお日様が素晴らしく輝いているように、


人も夜(闇)を経験した朝には、昨日までとは違う新しい自分なんだと思います。


毎瞬、毎瞬が新しい自分とも言われますが、(私は、まだピンときていませんが)


それが、分かりにくくても、毎日、朝には新しい自分、これなら、少しは分かりやすいですかニコニコ