昨日のラジオのお仕事は、
現在、アルゼンチンから研修員としてやって来ているエリカさんという、
アルゼンチンでアナウンサーをされている若い女性と一緒でした。
山の中腹に、半世紀以上、所在が分からなくなっていた
【風穴】を、発見された地元の真鍋さんのご案内のもと、行ってきました。
真鍋さんは、
子どものころ、この風穴の辺りで良く遊んでいたのですが、
山に入る人がいなくなり、竹薮で登山口も塞がれ、
【風穴】の場所を知る人がいなくなったこと、
また、県内では綾川町に一箇所、風穴がありますが、そこが県内唯一の風穴だと
報道されることがある。。こと、
また、地元の若い方から風穴の場所を聞かれたりなどが重なり、
お仕事を退職を機に、風穴探しを開始され、
今は、登山口、登山道、発見された風穴の整備などをされて、
(やはり、かなり荒れておりましたし、まだ整備途中です。)
どなたでも気軽に訪れることのできる場所、
特に、今後は、風穴を知らない子どもたちの学習の場になればとの思いで、
風穴おじさんとして泥まみれになりながら活動されています。
そこで、エリカに
ラジオの本番に、
真鍋さんに聞きたいことを質問してもらうことにしました。
エリカの質問は、
「この仕事は、好きですか」
ふふっ、直球ですね
すると、真鍋さんは、
「この仕事は、好きではありません。」と、穏やかにおっしゃいました。
え~、と思いながらも、エリカと私は笑ってしまいましたが、
続きがありました。
「好きではありませんが、これをすることによって沢山の楽しみがあります。
一緒に整備を手伝って下さる人も大勢できましたし、この壁の向こうには何があって、
冷風が吹く仕組みはどうなっているのか一緒に調べてみようという人も出てきましたし、
楽しいことが沢山あります」
ですって
この前は、地元の子供たちも見学に来ていたようです
好きではないけれども、楽しいことが一杯ある。。。
始まりは好きでなくても、『楽しさ』に繋がるんですね。
そして、楽しさの周りには人が集まって、一人ではできない大きなことが出来るんですね。
エリカ、ナイスな質問をありがとう