この「わらじお守り」・・・
ある方が、毎日、毎日、午前3時か4時ごろまで1人ココロ静かに作っておられます。
作られているのは、わたしが20年余り通う整体の先生。
何のために
それは・・・・
『修行』なのだそうです。
先生が、十年ちょっと前から、このお守りを作っていらっしゃるのは知ってました。
でも、仕事をされた後、毎日、3時4時まで・・・
しかも、修行だなんて・・・
年間、2000~3000足編んでいるなんて・・・
それは、全く知りませんでした。
この修行、
先生の「祈り」のように思えたので、
編んでいる時の様子を伺ったのですが、
編んでいる時には、何にも考えていないそうです。
何か考えていると間違えるんだそうです。
編まれたわらじは、寺院などに奉納されて、お参りに来られた方などに
お渡ししてもらっているそうです
編むための木製の道具も
紐を染めるのも
全て先生がされています。
道具は、毎日のことですぐに磨耗してしまうため、
予備の道具がダンボール箱にいっぱいでした。
こうして、道具作りも並行して進めないと、間に合わないそうです。
やる「理由」もなければ、「目標」も「ゴール」もないそうです。
「ただやり続けるだけ」
それは、修行だから。。。
この日、先生は
色とりどりの「ぞうりお守り」が入った箱の中から、
「赤」「赤」・・・といいながら、ベーシックな茶色に赤い鼻緒のぞうりを選び、
『ちょっと待ってな「金」の鈴を付けるから』と、老眼鏡をヒョイと掛け、器用に鈴を付け、
わたしに、写真の「ぞうりお守り」をニコッと微笑みながら、渡して下さいました。
毎日毎日、お守りを作る手で、身体を整えていただいていたんですね、わたし。。。
本当に、ありがとうございます