新聞やテレビでご存じの方もいらっしゃると思いますが、
高松商業高等学校定時制をこの春卒業した
『70歳の高校生』佐藤幸子さん(さっちゃん)は、友達のパーソナリティのお母さん。
全国の定時制高校生弁論大会に香川県代表で出場し、見事、日本一になった方
高校に入学したのが、67歳の時。
キッカケは、最愛のご主人を亡くされ、ご主人と2人で守ってきた会社が倒産し、
うつ病に。。。毎日、死にたいという母親に娘さんが、
「分かった。死のう。だけど、その前に何か一つだけやってから死のう。
何かやり残したことは無いんな」←これを言ったお友達パーソナリティも凄い
と聞いたところ、
「高校に行きたい」
と答えたそう。
さっちゃんは、家庭の事情で高校進学を諦めたのだそうです。
さっちゃんが、最初に始めたのは、勉強を教えてもらうための塾探し。
70歳近い人が子どもと一緒に勉強するのは、それまでの教室の空気感を一変しますよね。
やはり、断られ続けたそうです。
やっと、光りを見つけたさっちゃんが、また、ドンドン落ち込んでいく。
ここで、立ち上がったのが、小6のお孫さん(男の子)。
何と、参考書を買って来て、学校の先生に問題の解き方を教わり、
じ~っと、それを聞いて、先生に聞いて来たままを家でさっちゃんに教える・・・
ということを約10ヶ月、毎日おこなったそう
凄すぎますが、これが、1人の人が光りを放った時に起こる、波及効果でもあるんでしょうね。
特に子どもは、そんな光りを誰よりも素直にキャッチし、
そして、もの凄い力を出してしまう。。。
そして、見事、高校合格
ここでは当然書きつくせない、これら感動の話をさっちゃんは、弁論大会で披露することになったのです。
光りの波及効果は、当然広がっていき、弁論大会に向けて、
「チームさっちゃん」が結成され、サポート体制もバッチリだったようです。
県代表、日本一への道のりに関わった人たちは、ホントに幸せだったと思います。
そして、今後の目標は、大学入試と海外でこのスピーチを英語ですること
「死」を現実的に捕らえることは、「生きる」ことそのものだとこの話を聞いて思いました。
ゼロになったときに、無限の可能性が実はソコにある
そして、1人から広がる光の波及効果
うつは、新しい自分が誕生する前の状態。ホント、そうだと思います。
人は生き直すとき、一度、死ぬそうです。
自分自身のための「自分の人生」をさっちゃんは、70歳前にして歩み出したんですね。
今、さっちゃんは、ホントに美しく若返っているそうですよ。
わたしが、『死ぬ前に、やっておきたいこと』って、何だろう
って思っちゃいました。