【開催報告】医療介護専門職向け『私の生き方連絡ノート』を書こう会を開催しました | こころのひと休み保健室

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元医療技術職で現在プロフェッショナルコーチが運営しています。

2021年1月10日に、医療介護専門職向け『私の生き方連絡ノート』を書こう会

(通称ACPしちゃおう会)のパイロット版を開催しました。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

 

医療やケアのためのエンディングノートである『私の生き方連絡ノート』ですが、

どう最期を迎えるか、ではなく“どう生きるか”を大切にするためのノートです。

 

そしてこれは専門職向けなので、医療やケアについての説明を短くし、

全体を3時間にギュッと凝縮した構成になっています。

ご参加いただいたのは、訪問看護師さん、地域包括支援センター勤務の方、

看護教育に携わる方などなど、様々な専門職の方たちでした。

日頃は担当患者様・利用者様について考えている皆さんが、ご自分のために『私の生き方連絡ノート』を書く時間。

専門職同士だからこそ話せること、初対面同士だからこそ話せること、

少人数だからこそ話せること、などが沢山あったご様子でした。

 

日々、人のケアに携わる方こそ、“ケアされる時間”が必要だと思います。

そういう意味で、自分事として『私の生き方連絡ノート』に向き合い、対話するこの時間が、

ご自身のケアの時間にもなることを願って臨みました。

プログラムの最後の感想シェアタイムで、「癒されました!」と言って下さる方が何人かいらして、とても嬉しく思いました。

 

今後は、通常の4時間バージョン『私の生き方連絡ノート』を書こう会に加えて、

医療介護専門職向けACPしちゃおう会3時間バージョンも、開催してまいります。

(通常バージョンには、医療介護専門職の方もご参加いただけます)
 

今後の予定は下記です。

次回の医療介護専門職向けACPしちゃおう会は213日(土)13時~16

お申込みはこちらから

 

一般向け『私の生き方連絡ノート』を書こう会は

131日(日)10時~15時(満席となりました)

223日(火・祝)10時~15時(ランチ休憩含む)

お申込みはこちらから

となります

 

いただいたご感想を、許可を得て一部掲載します。

自分事のACPとしてのご体験から、どのような気づきがありましたか?

仕事で患者さんには、早めにACP、と言っていても、自分は、と考えた時に、ちゃんとできていないことに気がつくことができました。

自分のこともちゃんとできずに、他のかたにお伝えすることはできないと思うところが多くありました。(50歳代 訪問看護師)

 

今日のご体験を、今後のお仕事にどのように活かしたいですか?

ざまざまな価値観考え方があると思うことが、改めて気づくことができました。

個人の価値観、考え方、生きる、を尊重しながら対応していけたら、と思います。(50歳代 訪問看護師)

 

看護師を目指す前のに若いうちから経験をさせたい。自分の死生観を醸成し、患者さんの気持ち、

想いの変化に寄り添える看護師育成に活かしていきたいです。(40歳代 看護大学教員) 

 

職場の地域包括支援センターで会う方の中には、初めて介護保険を申請するガン末期の方もいらっしゃいます。

その方のペースを見守っていると、会話の中からいろいろな思いが見えてきます。

「最期はどこで過ごしたいか」と正攻法(?)で聞く人もいるかもしれませんが、

本当のACPは、本人はもちろん家族にとっても癒しや励まし、勇気になり得ると思います。

今回使ったオリジナルワークシートを、みんなで書いて語る会をしてみたいです。(50歳代 社会福祉士)

 

ACPは、「これからを考える」と捉えていたけれど、「これまでの自分を棚卸しして、そこから考える」と変化しました。

患者さん利用者さんに、「これから」ばかりだけでなく、「これまで」についても、

あらためて大切に聴いてみようと思いました。(40歳代 看護師)

 

ご感想

ACPのワークがZoomでできるのか不安だったんですが、ディスカッションも十分にでき、効果的なワークだと感じました。

初対面の方がたと行う死生観を話すようなデリケートな内容のワークは、意外にも直接会うよりも、

画面上で会う方が緊張せずに話ができるのかもと思ったりもしました。(40歳代 看護大学教員)