夫の価値観は変わらない | 夫の浮気を経験した妻のブログ

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夫のことを書くことが多いです

以前アメンバー限定記事で

「離婚届を出さなかった理由」を書きました。

 

数年前、一度離婚をすると決めた時に離婚届

を出す前に子供達と話す機会を設けました。

相談するとかではなくて夫と私が離婚する

こと・離婚の理由・どういう条件で離婚する

かということを報告するためでした。

この記事はその時の様子を書いたものです。

 

夫と私が相手をにらみつけているような険悪な

雰囲気の中、話が終わり解散しようとした時の

ことでした。夫が

 

「お母さんは、昔、おじいちゃんが連帯保証人に

なってほしいと言った時に反対したんだ。

親が困っていたら普通は助けるものだろう。」

 

と言い出しました。私は

 

「私はやみくもに反対したわけじゃない。

アナタはお義父さんが借金をすることになった

詳しいいきさつを知らなかった。

私は判をつく前にきちんと事情を教えてもらって

何か手立てはないのかをみんなで話し合ってほし

いと言った。

連帯保証人になるってことは自分がその借金を

背負うのと同じことなんだよ。

〇〇(下の子)がやっとヨチヨチ歩きを始めた

頃だったよね。

私達は子供達を守らなければならなかったんだ

よ。

そんな時にきちんと事情も聞かずに3500万円

もの連帯保証人になるなんて・・・」

 

と言うと、上の子が

 

「そんな大金だったの・・・」

 

と絶句していました。

 

お義父さんが亡くなった時に額は減ってはいました

が借金が残っていました。

相続放棄をすればよいという単純なものではありま

せんでした。

相続放棄をしたら家屋敷を失いお義母さんは住む所

がなくなります。お義兄さんが建てていた家の下の

土地はお義父さん名義でした。

夫も連帯保証人だから相続放棄をしても借金からは

逃れられません。

夫と兄弟の間で罵声が飛び交うような話し合いが

続きました。修羅場でした。

 

そうして、やっと相続について折り合いが付き、

どのようにして借金を返すかの道筋もつきました。

 

その時に、夫が

 

「すもも、今まで本当に悪かった。

僕がバカだったばかりにすももに辛い思いをさせ、

親がケンカばかりで子供達にも嫌な思いをさせて

しまった。

本当にすまなかった」

 

と謝ってくれたのです。

 

私はやっと夫がわかってくれたのだと思っていました。

 

でも、それから10年以上たった時に夫は話し合い

の場でああいうことを言いました。

多分、夫は離婚原因が自分の浮気や不倫だけではない

と言いたかったのでしょう。

私の人間性にも問題があると訴えたかったのでしょう。

私が冷たい女だと言いたかったのかもしれません。

 

浮気や不倫の時にもそうでしたが、

「すまなかった。一生かけて償う」

と言葉では言うけれど、夫の心の奥底にある価値観は

全く揺らいではいないのでしょう。

 

最近、やっとそのことがわかりました。